こんにちは、AIボイスレコーダーナビのりょうせんです。
会議の議事録をAIに任せたいけれど、「普通のボイスレコーダーを買うべき?」「イヤホン型でも本当に会話を記録できる?」「ZENCHORD1はNotta Memoと何が違うの?」と迷っていませんか。
ZENCHORD1は、音楽や通話に使うワイヤレスイヤホンへ、録音・文字起こし・AI要約・翻訳といったNottaの機能を組み合わせたAI議事録イヤホンです。イヤホンでWeb会議や通話を聞きながら記録できるため、一般的なICレコーダーやカード型AIボイスレコーダーとは使い方がかなり違います。
一方で、価格だけを見て選ぶのはおすすめできません。月間の文字起こし時間、Nottaアプリとの接続、インターネット環境、本体ストレージの有無まで確認しておかないと、買ったあとに想定していた使い方ができない可能性があります。
この記事では、ZENCHORD1の特徴からNotta Memoとの違い、料金、録音方法、向いている人まで、初めてAI議事録イヤホンを検討する方にも分かるように解説します。
この記事のポイント
- ZENCHORD1でできる録音とAI議事録機能
- Notta MemoなどAIレコーダーとの違い
- 本体価格とNottaの無料文字起こし枠
- 購入前に確認したいメリットと注意点
結論|ZENCHORD1は誰向けか
先に結論を言うと、ZENCHORD1は、普段からイヤホンを使ってWeb会議や電話をする人にかなり面白い選択肢です。特に、パソコンでZoomやGoogle Meetなどへ参加しながら、その内容をNottaへ残したい人と相性がいいでしょう。
普通のAIボイスレコーダーは「机の上に置いて録る」のが基本ですが、ZENCHORD1は聞くためのイヤホンと記録する機器が一つになっているのが大きな違いです。
| 重視すること | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| Web会議や通話が多い | ZENCHORD1 | イヤホンで聞きながら通話音声を記録しやすい |
| 対面会議を単体で録音したい | Notta Memo | 本体へ録音を保存でき、スマホから離して使いやすい |
| 音楽も会議も1台にしたい | ZENCHORD1 | 通常のBluetoothイヤホンとしても利用できる |
| ネットがない場所でも録音したい | Notta Memo | ZENCHORD1は単体オフライン録音に対応しない |
| Notta中心で仕事をまとめたい | どちらも候補 | 録音後はNottaの文字起こしやAI機能を利用できる |
つまり、ZENCHORD1を「ワイヤレスイヤホン付きのボイスレコーダー」とだけ考えるより、Nottaへ会話を届けるためのイヤホン型入力機器と考えると分かりやすいですよ。
ZENCHORD1を検討している方へ
本体価格やキャンペーンは時期によって変わります。購入前にはAcalieSmartなどの正規販売ページで、最新価格と付属するNottaプランを確認してください。
ZENCHORD1とは何か
ZENCHORD1は、ZenchordのハードウェアとNottaのAI文字起こしサービスを組み合わせたオープンイヤー型のAI議事録イヤホンです。日本では株式会社Acalieが正規販売を行っており、AcalieSmartなどで購入できます。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンと違うのは、音楽や通話を聞くことだけが目的ではない点です。会話を記録し、文字に変え、必要な部分をAIで要約し、その後の情報活用までNottaへつなげます。
基本仕様と特徴
2026年9月時点で確認できる国内向け仕様をまとめると、ZENCHORD1はオープンイヤー型を採用し、イヤホン単体の重量は約10g。通信規格はBluetooth 6.0です。
| 項目 | ZENCHORD1 |
|---|---|
| 製品タイプ | オープンイヤー型AI議事録イヤホン |
| 通常価格 | 26,980円(税込)の表示を確認 |
| イヤホン重量 | 片側約10g |
| ケース重量 | 約65g |
| マイク | 6基 |
| 通信規格 | Bluetooth 6.0 |
| 対応コーデック | SBC・AAC |
| 再生時間 | イヤホン最大10時間 |
| ケース併用 | 最大30時間 |
| 充電 | USB Type-C |
| 対応環境 | iOS・Android・macOS・Windows |
| 文字起こし | Nottaと連携 |
| 対応言語 | 58言語 |
耳の穴を完全にふさがないオープンイヤー型なので、長時間の会議でイヤホンを装着する人には使いやすい形です。周囲の声も聞きながらオンライン会議へ参加したい場面にも合います。
また、6基のマイクとAIノイズキャンセリングを使い、人の声と周囲の音を判別しながら収音する仕組みが採用されています。ただし、マイクが6基あるからどんな環境でも文字起こしが正確になるわけではありません。騒音、複数人の同時発話、話者との距離などによって結果は変わります。
Notta搭載の意味
ZENCHORD1そのものが高度な文章生成AIをすべて内蔵しているわけではありません。録音した会話をNottaへ送り、文字起こし、AI要約、話者識別、翻訳などへつなげる構成です。
この違いは購入前に知っておきたいところ。イヤホンだけ買って、完全に独立したAIレコーダーとして使う製品ではありません。
録音後はNotta側で音声と文字起こしを確認でき、必要に応じてAI要約を作成したり、文章を修正したり、データを書き出したりできます。
Nottaそのものの文字起こしについて詳しく知りたい方は、Nottaの文字起こし精度を検証した記事も参考にしてください。
録音できる場面
ZENCHORD1が面白いのは、対面会議だけではなく、電話やインターネット通話、パソコンで行うWeb会議にも対応できることです。
ただし、場面によって録音方法が変わります。いつでもケースだけ持ち歩けば単独で録れる一般的なICレコーダーとは仕組みが異なるため、ここは購入前にイメージしておきましょう。
対面会議を録音する
対面での会話や少人数ミーティングでは、Nottaアプリのライブ録音を利用します。ZENCHORD1とNottaアプリを接続し、会話を録音しながら文字起こしへ進める方法です。
イヤホン側だけでなくケース側の操作から録音を始められるため、毎回スマートフォン画面を何度もタップする必要はありません。ただ、録音時にはZENCHORD1とNottaアプリとの接続を維持する必要があります。
「オフライン会議」と「オフライン録音」は別です。
販売ページでは対面の会議を指して「オフライン」という表現が使われることがありますが、ZENCHORD1本体には録音用ストレージがありません。そのため、スマートフォンやNottaから完全に切り離した状態で音声だけを本体へ保存する使い方には対応していません。
外出先や通信が不安定な場所で、何があっても音声だけは本体へ残しておきたいという人は、この違いをかなり重視した方がいいでしょう。
通話を録音する
ZENCHORD1は電話やインターネット通話を録音できる点が大きな特徴です。スマートフォンと接続し、Nottaアプリで通話録音モードを使います。
カード型レコーダーでは、スマートフォン本体の振動などを利用して通話相手の音声を拾う方式があります。一方、ZENCHORD1はBluetooth経由で扱う仕組みのため、普段からイヤホンで電話する人なら自然な流れで記録できます。
営業電話や顧客との打ち合わせで「メモを取ることに集中して、肝心の会話を聞けていなかった」という経験がある人には便利でしょう。
ただし、録音する場合は相手や勤務先のルールを必ず確認してください。録音できる機能があることと、どの場面でも自由に録音してよいことは別の話です。
Web会議を録音する
ZENCHORD1はパソコンとBluetooth接続してWeb会議に使えます。さらにスマートフォン側でNottaアプリとZENCHORD1を接続しておけば、PC上で再生される会議音声を記録し、スマートフォンのNottaでリアルタイムの文字起こしを確認できます。
この使い方は、ZENCHORD1ならではの魅力だと思います。
パソコンではZoomやGoogle Meetに参加し、耳ではZENCHORD1から音声を聞く。そしてスマートフォンではNottaが会話を文字にする。複数の機器を使いますが、普段からパソコンとスマートフォンを机に置いて仕事をしている人なら、それほど特殊な環境ではありません。
◆りょうせんのワンポイントアドバイス
Web会議が中心なら、「録音機を机に置くか」だけで比べない方がいいですよ。毎回イヤホンを使う人にとっては、会議参加と記録を同じ機器から始められること自体がZENCHORD1の価値になります。
Nottaでできること
ZENCHORD1を選ぶなら、イヤホン本体よりNotta側で何ができるのかも見ておく必要があります。AI議事録イヤホンの価値は録音した瞬間ではなく、会議が終わったあとにどれだけ作業を減らせるかで決まるからです。
文字起こしと話者識別
録音した音声はNottaへ送られ、自動で文字起こしできます。複数人が参加する会議では話者識別も利用できるため、「話者1」「話者2」のように発言を分けて確認できます。

Nottaでは会議の発言を話者ごとに分けて文字起こしできます
ただし、話者識別は「誰が話したかを必ず実名で当てる機能」ではありません。同時に話した場合や距離が離れている場合には判定を間違える可能性があります。
また、会社名、人名、製品名、型番、専門用語、金額、日時などは誤変換すると意味が変わります。重要な会議では、AIが作った文字をそのまま正式記録として保存するのではなく、必要な部分を元音声と照らし合わせてください。
AI要約とAIチャット
長い会議をすべて読み直すのは、それだけでも時間がかかります。Nottaでは文字起こしした内容からAI要約を作れるため、会議の概要、決まったこと、次に行うことなどを短時間で確認できます。

ZENCHORD1で録音した内容もNotta側で文字起こしとAI要約へつなげられます
会議・面談・講演などに合わせた要約テンプレートも用意されているので、「全文を短くする」だけではありません。仕事で使うなら、議事録の下書きや対応事項を作るところまでAIへ任せられるのがポイントです。
さらにNotta Brainを使えば、過去の記録についてAIへ質問する使い方もできます。「この会議で納期はどう決まった?」「担当者は誰だった?」といった確認を、長い文字起こしの中から探す手間を減らせます。
翻訳と共有
ZENCHORD1とNottaでは58言語の文字起こしに対応し、翻訳機能も利用できます。国内の会議だけでなく、外国語を含む商談や学習用途でも候補になります。
文字起こし後のデータは共有やエクスポートも可能です。NottaではTXT、PDF、DOCXなどへ書き出せるため、会議後にそのまま社内資料として使う流れも作れます。

Nottaでは会議記録をGoogleドライブなどへつなげる使い方もできます
録音しただけで終わらず、会議記録をほかの仕事へ使えることが、従来型ボイスレコーダーとの大きな差です。
レコーダーとの違い
「録音と文字起こしができるならNotta Memoでもいいのでは?」と思う方もいるでしょう。その感覚は正しいです。
ZENCHORD1とAIボイスレコーダーはできることが重なる一方、録音するまでの流れが違います。どちらが上という話ではなく、自分が普段どのように会話へ参加しているかで選ぶ方が失敗しにくいです。
Notta Memoと比較
Notta MemoもZENCHORD1も、Nottaが公式に対応しているスマートデバイスです。録音後にNottaの文字起こし、AI要約、話者識別などを使う点は共通しています。
| 比較項目 | ZENCHORD1 | Notta Memo |
|---|---|---|
| 形状 | オープンイヤー型イヤホン | カード型レコーダー |
| 主な用途 | Web会議・通話・対面 | 対面会議・通話 |
| イヤホン機能 | あり | なし |
| 本体ストレージ | 録音保存用はなし | あり |
| 単体オフライン録音 | 非対応 | 対応 |
| 文字起こし | Notta | Notta |
| AI要約 | 対応 | 対応 |
| 話者識別 | 対応 | 対応 |
| 現在の通常価格目安 | 26,980円 | 23,500円から |
私なら、Web会議でイヤホンをほぼ毎日使うならZENCHORD1を候補にします。逆に、客先訪問や取材で「スマートフォンの状態に関係なく、とにかく録音だけは確実に残したい」ならNotta Memoの方が分かりやすいでしょう。
Notta Memoそのものを検討している方は、Notta Memoは買うべきか解説した記事も参考にしてください。
スマホ録音と比較
もう一つ比較したいのが、スマートフォンだけで録音する方法です。
Nottaはアプリだけでも録音できます。そのため「ZENCHORD1を買わなくてもスマホでいいのでは?」という疑問は当然あります。
短いメモや月に数回の録音なら、スマホだけで十分な人も多いでしょう。わざわざ2万円台の機器を買う必要はありません。
一方、Web会議をしながら別のアプリを操作したい、イヤホンで通話する機会が多い、録音開始を仕事の流れへ組み込みたい、といった人には専用機器を持つ意味があります。
◆りょうせんのワンポイントアドバイス
AI機器は「できる機能の数」より、毎回ちゃんと使うかどうかが大切です。月に1回しか録音しないならスマホで十分かもしれません。平日は毎日のようにWeb会議があるなら、ZENCHORD1のように仕事道具へ録音を組み込む価値が出てきます。
AIボイスレコーダー全体との違いを先に比較したい方は、Notta Memo・PLAUD NOTE・ZENCHORD1の導入ガイドも確認してみてください。
価格と月額料金
ZENCHORD1で最も注意したいのが料金です。本体を購入すれば永久に追加費用ゼロで、AI機能を好きなだけ利用できるわけではありません。
本体価格とNottaの文字起こし料金は分けて考えてください。
本体価格は26980円
2026年9月時点で、AcalieSmartではZENCHORD1が26,980円(税込)で販売されています。
一般的なワイヤレスイヤホンと比較すれば安くありませんし、普通のICレコーダーだけが必要な人にとっても高価です。
ただ、会議用イヤホン、通話録音機、文字起こし端末という複数の用途を一台へまとめられるため、普段の仕事内容によって価格の受け止め方は変わるでしょう。
無料枠は月600分
ここは最近条件が変わっているため、特に注意してください。
2026年9月20日に更新されたNotta公式ヘルプでは、Notta MemoまたはZENCHORD1を対象アカウントへ接続した場合に付与される「Nottaハードウェアプラン」が案内されています。
現在の案内では、毎月600分、つまり10時間の文字起こし枠が付与されます。以前は「スタータープラン」として月300分だったため、古い販売ページや記事には300分という表示が残っている場合があります。
販売ページによって300分表記が残っています。
Notta公式ヘルプでは2026年9月20日時点で、従来の月300分から月600分へ変更されたと案内されています。料金や無料枠は今後も変更される可能性があるため、購入直前にはNotta公式の最新プラン表示を確認してください。
月600分なら、60分会議を週2回行っても単純計算で月480分です。この程度の利用なら無料枠内に収まる可能性があります。
反対に、毎日1時間ほど会議を録音すると月20時間前後になるため、無料枠だけでは足りません。
有料プランの考え方
Nottaハードウェアプランを超えて使う場合は、有料プランが候補になります。
2026年9月時点のNottaプレミアムでは月1,800分の文字起こしが案内されています。年払いでは月額換算1,185円、年額14,220円が一つの目安です。
ただし、料金やプランはキャンペーン、契約経路、サービス改定などによって変わる可能性があります。正確な料金は契約前にNotta公式サイトをご確認ください。
| 利用例 | 月の録音時間 | 考え方 |
|---|---|---|
| 30分会議を週1回 | 約120分 | ハードウェアプランで余裕がある |
| 60分会議を週1回 | 約240分 | 無料枠に収まりやすい |
| 60分会議を週2回 | 約480分 | 600分枠を確認しながら使える |
| 60分会議を平日毎日 | 約1,200分 | 有料プランも検討しやすい |
これはあくまで一般的な目安です。会議以外の録音やファイル取り込みも行う場合は利用量が増えます。
他のAIレコーダーも含めた料金が気になる方は、AIボイスレコーダーの月額料金を比較した記事も参考になります。
メリットと注意点
ZENCHORD1には普通のICレコーダーにはない便利さがあります。その一方で、イヤホン型だからこその制約もあります。
購入してから「思っていたレコーダーと違った」とならないよう、両方を見ておきましょう。
イヤホン型のメリット
最大のメリットは、やはり会議を聞く道具と録音する道具を分けなくてよいことです。
Web会議のたびにイヤホンを取り出している人なら、ZENCHORD1を装着する行為そのものが会議準備になります。録音のためだけに別のレコーダーを机へ置く必要がありません。
オープンイヤー型なので、周囲の音がまったく聞こえなくなるタイプでもありません。オフィスで呼びかけられる可能性がある人や、長時間イヤホンを装着する人にとっても選びやすい形です。
また、通話、Web会議、対面会話を同じNottaへ集められるのも魅力です。会議ごとに別の録音アプリや機器を使うより、あとから検索しやすくなります。
購入前の注意点
一番大きな注意点は、ZENCHORD1が完全独立型レコーダーではないことです。
本体に録音データをためて、あとから好きなときにスマートフォンへ転送するNotta Memoのような使い方とは違います。録音開始時にはNottaアプリとの接続が必要です。
もう一つは、AI文字起こしが必ず正確になるわけではない点。マイク性能だけでなく、話す距離、部屋の反響、周囲の雑音、複数人の同時発話、専門用語などによって結果は変化します。
さらに、音声は録音後にNottaクラウドへ送られて処理されます。会社の機密会議や顧客情報を扱う場合は、自分だけの判断で使わず、社内の情報管理ルールも確認してください。
AI議事録は完成品ではなく下書きとして使う
金額、契約内容、納期、固有名詞など重要な発言は、元音声と照らし合わせる運用がおすすめです。AI要約だけを正式記録の代わりにするのは避けた方が安心ですよ。
向いている人
ZENCHORD1を選びやすいのは、単にAI製品が好きな人ではありません。普段の仕事でイヤホンと会議をセットで使っている人です。
Web会議が多い人
Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどを日常的に使う人なら、ZENCHORD1の仕組みを生かしやすいでしょう。
会議中は内容を聞くことに集中し、終了後に文字起こしとAI要約から内容を振り返る。議事録を書くために会議中ずっとキーボードを打っている人なら、仕事の流れを変えられる可能性があります。
通話メモを残したい人
営業、顧客対応、採用、打ち合わせなど、電話で重要な内容を聞く機会が多い人にも候補になります。
電話が終わったあとに「納期は何日と言っていたかな」「相手が希望していた条件は何だった?」と記憶を頼りに確認する作業を減らせるからです。
ただし、仕事の電話を録音する場合は会社のルールや相手への案内も確認してください。
イヤホンを一本化したい人
「会議用イヤホン」「録音機」「文字起こしアプリ」を別々に持つのが面倒という人にも合います。
音楽再生を最優先したイヤホンとは目的が違いますが、通勤、通話、Web会議、会話記録を一台へまとめたいなら、ZENCHORD1ならではの意味が出てきます。
向かない人
反対に、ZENCHORD1ではなく、一般的なAIボイスレコーダーを選んだ方が使いやすい人もいます。
単体録音を重視する人
インタビュー、現場調査、出張先の会議などで、通信状態に関係なく音声を本体へ残したい人にはNotta Memoなどの専用レコーダーが分かりやすいです。
重要な録音では「接続が切れていたので残っていなかった」という状況をできるだけ避けたいですよね。その場合、録音専用機を持つ安心感は大きいでしょう。
月にほぼ録音しない人
数か月に1回しか会議を録らないなら、ZENCHORD1を購入する必要性は下がります。
スマートフォンの標準録音機能やNottaアプリだけでも対応できる場合があるため、まず手持ちの機器で試してから専用機を考えても遅くありません。
音質を最優先する人
ZENCHORD1は音楽専用イヤホンではなく、AI議事録という特徴を持つ仕事向けガジェットです。
音楽鑑賞を最優先するなら、同価格帯の音楽向けワイヤレスイヤホンも比較した方がいいでしょう。逆に、会議記録まで含めて価値を感じるなら比較の基準が変わります。
失敗しない選び方
ZENCHORD1が気になったら、スペックを上から順番に比べるより、自分の1週間を思い出してみてください。
どこで会議をして、何時間録音し、録音後に何をしたいのか。この3点から考えると判断しやすくなります。
利用時間から決める
最初に計算したいのは月間の録音時間です。
週1回60分なら月240分ほど。週2回なら約480分。平日毎日1時間なら約1,200分です。
2026年9月時点のNottaハードウェアプランは月600分なので、週1〜2回程度の定例会議なら無料枠だけで利用できる可能性があります。
逆に毎日のように会議があるなら、有料プランまで含めた年間費用で考えてください。本体価格だけ見て購入すると、ここで想定外の出費になりやすいです。
保存方法を確認する
次に見るのが録音データの保存方法です。
ZENCHORD1では、Nottaとの接続を前提として録音と文字起こしを進めます。Notta Memoのように端末へ音声をためておくタイプとは違います。
クラウド利用が問題にならない個人の会議なら便利ですが、会社の機密情報や顧客情報を扱う場合は条件が変わります。
録音音声を外部サービスへ送信してよいか、保存期間はどうするか、誰まで閲覧できるようにするか。仕事で利用するなら、ここまで決めてから導入した方が安心です。
精度は環境で変わる
AI文字起こしでは「認識率○%」という数字に目が行きますが、数字だけで自分の会議結果までは分かりません。
静かな一対一の会話と、8人が参加する大会議室では条件がまったく違うからです。
私がAIボイスレコーダーを選ぶときに大切だと思うのは、「完璧に文字になるか」ではなく、「自分で修正する時間をどれだけ減らせるか」です。
60分の会議があり、録音を聞き直して一から議事録を書くと60分以上かかっていた。それがAI文字起こしと要約を確認するだけで済むなら、多少の修正があっても価値があります。
◆りょうせんのワンポイントアドバイス
購入後はいきなり重要な商談へ投入するのではなく、まず普段の会議で試してください。人名、会社名、数値、専門用語がどの程度文字になるのかを一度確認すれば、自分の仕事で任せてよい範囲が見えてきます。
安全に使うために
AI議事録イヤホンは便利ですが、録音する相手がいることを忘れてはいけません。特にイヤホン型は録音機に見えにくいため、利用時の配慮が大切です。
録音は事前告知が無難
日本では、自分が当事者となっている会話を相手に知らせず録音したことだけを理由に、すべてのケースが一律に違法になるわけではありません。
ただし、録音場所、方法、勤務先の規定、契約、秘密保持義務、録音後の公開などによって別の問題が生じます。
そのため、仕事でZENCHORD1を使うなら「議事録作成のため録音します」と事前に伝えておく方法が分かりやすいでしょう。
録音やデータの取り扱いについて法的判断が必要な場合は、自己判断だけで進めず、弁護士などの専門家へご相談ください。
機密情報は社内確認
ZENCHORD1で録音したデータはNottaクラウドを利用して文字起こしされます。
そのため、社内会議、顧客との打ち合わせ、医療、法律相談、人事面談などセンシティブな情報を扱う場合は、個人利用と同じ感覚で導入しない方が安全です。
Notta側のセキュリティ情報だけを見るのではなく、自社でクラウド型文字起こしサービスを利用してよいかも確認してください。
重要な記録では原音も確認してください。
AI文字起こしやAI要約には誤認識や情報の抜けが生じる可能性があります。契約、医療、法律、金額など判断に影響する内容では、AI生成文だけに依存しないことが大切です。
ZENCHORD1のよくある質問(FAQ)
Q1. ZENCHORD1だけでオフライン録音できますか?
A. できません。ZENCHORD1本体には録音データを保存するためのストレージがなく、録音時にはNottaアプリとの接続が必要です。「オフライン会議対応」という表現は対面会議を意味する場合があるため、ネット接続なしの単体録音と混同しないようにしてください。
Q2. ZENCHORD1は月額料金なしでも使えますか?
A. 対象アカウントへZENCHORD1を接続するとNottaハードウェアプランを利用できます。2026年9月20日時点の公式案内では月600分の文字起こし枠が付与されます。それを超えて利用する場合は有料プランが候補になります。条件は変わる可能性があるため、購入前にはNotta公式の最新情報をご確認ください。
Q3. ZENCHORD1とNotta Memoの違いは何ですか?
A. ZENCHORD1はイヤホンとしてWeb会議や通話を聞きながら記録できる点が特徴です。Notta Memoはカード型の録音専用機で、本体へ音声を保存できるため、スマートフォンやネット環境から離して録音したい場合に使いやすいです。録音後にNottaの文字起こしやAI機能を利用できる点は共通しています。
Q4. ZENCHORD1で電話を録音できますか?
A. 対応しています。Nottaアプリには通話録音モードが用意され、システム通話やインターネット通話の記録に利用できます。ただし、勤務先の規定や相手への告知など、録音時のルールは事前に確認してください。
Q5. 普通のワイヤレスイヤホンとしても使えますか?
A. 使えます。ZENCHORD1はBluetooth接続のオープンイヤー型イヤホンで、音楽再生や通話にも利用できます。ただし、音楽専用モデルではなくAI議事録機能を大きな特徴とする製品なので、音質だけを最優先する場合は一般的なワイヤレスイヤホンも比較した方がよいでしょう。
まとめ|用途で選ぶ
ZENCHORD1は、普通のボイスレコーダーへイヤホン機能を付けただけの製品ではありません。
Web会議や通話を聞くためのイヤホンとNottaをつなぎ、録音、文字起こし、話者識別、AI要約、翻訳、共有までを一続きにするAI議事録イヤホンです。
特に、毎日のようにWeb会議へ参加し、会議後の議事録作成に時間を使っている人なら検討する価値があります。
一方、本体ストレージがなく単体オフライン録音ができないため、完全独立型のボイスレコーダーを求める人にはNotta Memoなどの専用機の方が合うでしょう。
そして忘れたくないのが料金です。2026年9月時点では本体価格が26,980円で、最新のNottaハードウェアプランでは月600分の文字起こし枠が案内されています。ただ、毎日長時間使えば有料プランが必要になる可能性があります。
価格だけではなく、月に何時間使うのか、イヤホンを普段から使うのか、ネットがない場所でも録音するのか、録音後にAI要約まで使いたいのか。この4点から選んでください。
あなたの会議がオンライン中心ならZENCHORD1、録音そのものを独立させたいなら専用AIレコーダー。この違いを押さえるだけでも、購入後の「思っていたのと違った」はかなり避けやすくなりますよ。
ZENCHORD1が気になっている方へ
価格、キャンペーン、付属するNottaプランは変更される場合があります。購入前には正規販売ページとNotta公式で最新条件を確認してください。