こんにちは、AIボイスレコーダーナビのりょうせんです。
最近、仕事の会議や取材、あるいは語学の学習などで、AIボイスレコーダーを活用する人が本当に増えてきましたよね。面倒な議事録の作成から解放されたり、話に集中できたりと、一度使うと手放せなくなる便利なアイテムです。
でも、いざ自分も導入してみようと思って調べてみると、サービスごとの料金体系が複雑で迷ってしまうことはありませんか?
「無料プランって書いてあるけど、どこまで使えるんだろう?」
「ボイスレコーダーの月額料金って、結局どれくらいが相場なの?」
そんなふうに悩んでしまうあなたに、今回はガジェットアナリストとしての私の視点から、主要なAIボイスレコーダーの料金体系をわかりやすく整理してお伝えします。
実は、「とりあえず無料だから」と飛びついたり、目先の月額料金の安さだけで選んでしまったりすると、後から録音時間の上限に引っかかったり、大切なデータが消えてしまったりと、後悔しやすいんです。

この記事を最後まで読んでいただければ、あなたの用途やライフスタイルにぴったり合った、コスパ抜群のAIボイスレコーダーが必ず見つかりますよ。一緒に、失敗しない選び方を見ていきましょう。
この記事のポイント
- 主要なAIボイスレコーダーの具体的な月額料金とプランの違い
- 無料プランに隠された録音時間や保存容量の制限事項
- 専用端末とスマホアプリ型の使い勝手や精度の差
- 自分の仕事や学習環境に最適な有料ボイスレコーダーの選び方
主要ボイスレコーダーの料金比較
まずは、一番気になる「お金」の話から整理していきましょう。AIボイスレコーダーには、専用の機器を購入して使うタイプと、スマホやパソコンのアプリだけで完結するタイプがあります。それぞれの代表的なサービスについて、具体的な月額料金やプランの仕組みをまとめました。なお、製品ごとの違いや選び方を先に大きく把握したい方は、AIボイスレコーダーおすすめ比較|文字起こし・要約で選ぶなら?もあわせて確認しておくと、料金表の見方がよりわかりやすくなります。あなたにとって、どれくらいのお財布の負担になるのか、具体的にイメージしながら読んでみてくださいね。

プラウドのボイスレコーダー月額
最近、クラウドファンディングなどでも話題を集め、一気に知名度が上がったのが「PLAUD AI(プラウド)」ですね。スマホの背面にピタッと貼り付けて、通話録音までできてしまうスマートな専用デバイス(NoteやNotePinなど)が特徴的です。見た目もスタイリッシュで、ガジェット好きの心をくすぐるデザインですよね。
このプラウドを使う場合、本体の購入費用に加えて、AIによる文字起こしや要約機能を利用するための「サブスクリプション(月額料金)」が必要になります。料金プランは大きく分けて3つ用意されています(出典:PLAUD AI公式「Plaud AI Plan Pricing」)。
まず、基本となる「Starterプラン」です。これはなんと無料で利用することができます。毎月300分(5時間)までの文字起こしがついてくるので、週に1回の定例会議や、ちょっとした打ち合わせの記録くらいなら、この無料枠だけで十分まかなえるかもしれません。初期費用として端末代はかかりますが、その後のランニングコストを抑えたい人にはかなり魅力的な選択肢ですよ。
次に、仕事で本格的に使いたい人向けの「Proプラン」です。こちらは月額17.99ドルに設定されています。もし1年間ずっと使うつもりなら、年払いを選ぶと実質的に月額8.33ドルまで下がるので、かなりお得になりますね。Proプランにすると、毎月の文字起こし上限が1,200分(20時間)に跳ね上がります。ライターさんや、毎日会議が詰まっているビジネスマンでも、これだけあれば安心かなと思います。
さらにヘビーに使う方には「Unlimitedプラン」も用意されています。こちらは月額29.99ドル(年払い換算で月額20ドル)で、なんと1日最大24時間の文字起こしが可能になります。文字通り無制限に近い感覚で使い倒せるプランですね。
| プラン名 | 月額料金(年払い換算) | 文字起こし上限 |
|---|---|---|
| Starter | 無料 | 300分/月 |
| Pro | $17.99(約$8.33/月) | 1,200分/月 |
| Unlimited | $29.99(約$20.00/月) | 1日最大24時間 |
プラウドの料金体系のユニークなところは、もし上限分数を使い切ってしまっても「追加パック」を単発で購入できる点です。600分で12.99ドル、3,000分で59.99ドルといった具合にチャージできるので、普段は無料プランにしておいて、忙しい月だけ追加購入する、という柔軟な使い方ができるのはとても便利ですよ。
ただし、料金が「ドル表記」である点には少し注意が必要です。円安の影響を受けると、日本円での請求額が思いのほか高くなってしまうタイミングもあるので、購入前に最新の為替レートを確認しておくことをおすすめします。
◆りょうせんのワンポイントアドバイス
プラウドは112以上の言語に対応していて、話者の識別機能や専用の検索機能もしっかり備わっています。専用デバイスならではの「録音のしやすさ」と、SaaS型の「賢いAI機能」のいいとこ取りをしている印象ですね。初期費用こそかかりますが、長い目で見れば満足度の高い投資になるはずです。
AutoMemoの月額と特徴
日本国内のサービスで、一番料金体系が明快で親しみやすいのが「AutoMemo(オートメモ)」です。ソースネクストという日本の老舗企業が手がけているだけあって、すべて日本円で表記されていて、税込み価格もわかりやすいのが好印象ですよね。複雑なドル計算をしなくていいのは、日々の仕事で使うツールとして安心感があります。
AutoMemoの料金プランは非常にシンプルです(出典:AutoMemo公式「文字起こし料金プラン」)。まず、お試し感覚で使える「無料プラン」があります。こちらは毎月1時間までの文字起こしが可能です。ただ、さすがに1時間だと、ちゃんとした会議を1回録音したら終わってしまうので、あくまで「音声がどんなふうにテキスト化されるのか」をテストするための枠だと思ったほうがいいですね。
本格的に実務で使うなら、有料の「プレミアムプラン」一択になります。プレミアムプランは月額1,480円(税込)です。もし長く使うことが決まっているなら、年払いプランを選ぶと14,800円(税込)となり、月額換算で約1,234円になります。年払いにすることで約17%も節約できるので、仕事の経費として落とす場合も計算しやすいですよ。
プレミアムプランの最大のメリットは、毎月30時間というたっぷりの文字起こし時間に加えて、クラウドの保存容量が無制限になることです。何百件、何千件という過去の会議データを、容量を気にすることなくずっと保存しておけて、いつでも全文検索で探し出せるというのは、議事録のデータベースとして最強だと思いませんか?
専用端末とアプリの両刀使い
AutoMemoのもう一つの特徴は、専用端末(AutoMemo RやAutoMemo Sなど)を購入して使うこともできれば、スマホのアプリ単体でサブスクだけ契約して使うこともできる点です。
例えば、広い会議室で複数人の声を満遍なく拾いたいときや、スマホのバッテリーを気にしたくないときは専用端末を使う。一方で、自分一人のちょっとした音声メモや、出先での軽い打ち合わせならスマホアプリを使う、といった具合に、シーンに合わせて使い分けられるのはAutoMemoならではの強みですよ。
Nottaなどアプリ型の月額比較
専用の録音機器を持たず、手持ちのスマホやパソコンのアプリだけで完結するタイプのボイスレコーダーも大人気です。代表的なものに、Notta、Otter.ai、Fireflies.ai、Fathomなどがあります。これらは特に、オンライン会議での利用に特化していて、AIが自動で会議に参加して記録してくれる機能が充実しています。
ここでは、日本でも利用者が非常に多い「Notta(ノッタ)」と、英語圏で圧倒的なシェアを誇る「Otter.ai(オッター)」を中心に比較してみましょう。
Nottaの料金体系と魅力
Nottaは、日本語の認識精度が非常に高く、使いやすいアプリ画面が特徴です。無料の「Freeプラン」では、毎月120分の文字起こしが可能です。ちょっとしたインタビューや、短い会議ならこれで十分ですね。
有料の「Proプラン」は、月額13.49ドル(年払い換算で月額8.17ドル)です。日本の公式サイトを見ると、Proプランの年払いが月額換算で1,185円と表記されています(出典:Notta公式「文字起こし料金プラン」)。このProプランに加入すると、毎月1,800分という大容量の文字起こし枠がもらえます。さらに、58言語のリアルタイム翻訳や、AIによる高度な要約機能などもフル活用できるようになります。
Nottaの良いところは、機能のバランスがとても取れている点です。ただ文字にするだけでなく、「Notta Brain」というAI機能を使って、過去の議事録全体から「あの件、どうなったっけ?」と検索して回答をもらうこともできます。月額1,000円台でここまでの機能が手に入るなら、コスパはかなり高いと言えますよ。
Otter.aiとその他のSaaSツール
一方、英語の会議が多い人なら「Otter.ai」は絶対に外せません。無料のBasicプランでも月300分使えますが、有料のProプラン(月額16.99ドル、年払い換算8.33ドル)にすると、過去の履歴が無制限に保存できるようになります。Otterは複数人が同時に話すクロストークの処理が上手で、英語の議事録作成では右に出るものがないくらいの性能を持っています。
また、「Fathom(ファゾム)」というツールも最近注目を集めています。なんと、Fathomは無料プランでも録音、文字起こし、そして保存容量までが「無制限」なんです。ただ、AIによる要約やアクションアイテムの抽出といった「高度なAI機能」を使えるのが月5回までという制限があります。もしAIに要約まで任せたいなら、月額20ドル(年払い換算16ドル)のPremiumプランにする必要がありますね。
アプリ型のボイスレコーダーは、ZoomやGoogle Meetなどのオンライン会議ツールとの連携が非常にスムーズです。カレンダーと同期しておけば、会議の時間になると自動的にAIが参加して録音を始めてくれるので、録り忘れを防げるのが本当に便利ですよ。
AIボイスレコーダー月額無料の罠
色々なサービスの料金プランを見ていると、「おっ、無料プランがあるなら、まずは無料でずっと使い続けられるかも!」と期待してしまいますよね。確かに、最初は無料で試せるのはありがたいことです。
でも、仕事の重要な場面で「無料プラン」を頼りきりにするのは、実はかなりリスクが高いんです。いざという時に録音が切れてしまったり、過去のデータが見れなくなったりして、「結局、最初から有料版にしておけばよかった……」と後悔する人を、私はこれまで何人も見てきました。ここでは、無料プランの裏に隠された「罠」について、詳しくお話ししますね。

録音時間とAI機能の制限
無料プランの最大のネックは、言うまでもなく「制限の多さ」です。各社とも「無料」という言葉でユーザーを集めていますが、その中身(どこで制限をかけているか)はサービスによって全然違います。
一番わかりやすいのは、月間の「分数制限」です。例えば、AutoMemoは月1時間、Nottaは月120分、PLAUDは月300分といった具合ですね。これはシンプルですが、会議が長引いたり、録音スイッチを切り忘れてずっと回しっぱなしにしてしまったりすると、月の途中で突然「今月の文字起こし枠が終了しました」という冷たい通知が来ることになります。
もっと厄介なのが、Otter.aiのような「1会話あたりの時間制限」です。Otterの無料プランは月間300分使えますが、「1回の録音は30分まで」という厳しい縛りがあります。つまり、1時間の重要な商談を録音していても、30分経った時点で勝手に文字起こしがストップしてしまうんです。これを知らずに使って、大事な後半部分の議事録が作れずに青ざめた、という話は本当によく聞きます。
AI要約が使えないと結局しんどい
また、最近のボイスレコーダーの目玉機能といえば「AIによる自動要約」ですよね。1時間の会議の文字起こしテキストって、そのまま読むとものすごい文字数になります。それをAIが数行の要点にまとめてくれるからこそ、業務効率が劇的に上がるんです。
しかし、Fathomのように「録音と文字起こしは無制限で無料」というサービスでも、この一番美味しい「AI要約機能」には月5回までという回数制限が設けられています。要約機能が使えないなら、膨大なテキストを自分で読んでまとめる必要があり、結局手作業と大差ない……なんてことになりかねません。
無料プランは、あくまで「自分の声やよく使う会議室の環境で、どれくらい正確に文字起こしできるかをテストするためのもの」と割り切るのが一番安全ですよ。
無料プランの保存容量に注意
録音時間と同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に恐ろしいのが「保存容量と履歴の制限」です。音声データって、毎日使っているとあっという間に溜まっていきますよね。
例えば、Otter.aiの無料プランでは、文字起こしした過去のデータを見返せるのが「最新の25件まで」に制限されています。26件目の会議を録音した瞬間、一番古かった1件目のデータは非表示になってしまうんです。「あれ? 先月のあの会議の記録、どこいったっけ?」と探しても、無料プランのままではもうアクセスできません。過去のナレッジを蓄積するという意味では、これでは本末転倒ですよね。
また、Fireflies.aiというサービスは非常に高機能で無料枠も広いのですが、公式サイトの料金ページには「保存容量はチームあたり400分」、しかしヘルプページを見ると「1席あたり800分」と書いてあったりと、公開されている情報にズレがあることがあります。クラウドサービスは頻繁に仕様が変わるため、自分が保存しておきたいデータ量に対して、無料枠が本当に足りるのか、常に不安を抱えながら使うことになります。
無料プランを利用する際のチェックポイント
- 月の総録音時間だけでなく「1回あたりの録音上限」はないか
- 過去の録音データは「何件まで」「いつまで」保存されるか
- 自動要約や多言語翻訳など、肝心のAI機能に回数制限はないか
- セキュリティやデータプライバシーの設定は有料版と同じか
もし、過去の議事録をしっかり残しておいて、いつでも検索できるようにしたいなら、AutoMemoのように「クラウド保存無制限」を明言している有料サービスを選ぶのが、精神的にも一番ラクかなと思います。
ボイスレコーダー有料版の選び方
さて、無料プランの限界が見えてきたところで、「よし、ちゃんと仕事で使うために有料版を選ぼう!」と決心したあなた。素晴らしい選択だと思います。でも、いざお金を払うとなると、どれが一番自分に合っているのか迷ってしまいますよね。
ボイスレコーダーを有料で選ぶときは、単なる月額料金の比較だけでなく、どんな端末を使うのか、どんな環境で録音するのか、そして「データをどう扱われるのか」という点をしっかり比較することが大切です。ここでは、失敗しないための3つの基準を解説しますね。
スマホ連携と専用端末の違い
AIボイスレコーダーは、使う「道具」によって大きく2つのタイプに分かれます。

1つ目は、PLAUD AIやAutoMemoのような「専用のハードウェア(録音機)を使うタイプ」です。
2つ目は、NottaやOtterのように「スマホやPCのアプリだけで完結するSaaSタイプ」です。
どちらが良い・悪いではなく、あなたの「録音スタイル」に合っているかどうかが重要です。専用端末型で迷っている場合は、Notta MemoとPLAUD NOTEを比較した記事も参考にすると、ハードウェアごとの向き・不向きがより具体的にイメージしやすくなります。

専用端末型の強み:圧倒的な安心感
専用端末型の最大の強みは、「録る」という行為に対する圧倒的な確実性です。専用のマイクを搭載しているため、スマホのオマケのマイクよりも音をクリアに拾ってくれます。また、スマホで録音している最中に電話がかかってきたり、LINEの通知音が鳴ったりして録音が途切れてしまう、というスマホならではの事故を防ぐことができます。
例えば、PLAUD AIはスマホの背面に貼り付けて、物理的なスイッチをカチッとスライドさせるだけで録音が始まります。「今から録音します!」という手軽さと確実性は、大切な取材や絶対に失敗できない商談の場で、絶大な安心感を生み出してくれますよ。
アプリ型の強み:オンラインと手軽さ
一方、アプリ型の強みは、何と言っても「新しく物を持ち歩かなくていい」という身軽さです。普段使っているスマホやパソコンがあれば、いつでもどこでもすぐに使い始められます。
特にアプリ型が真価を発揮するのは、ZoomやMicrosoft Teamsなどを使った「オンライン会議」です。NottaやFirefliesなどのツールは、Googleカレンダーと連携しておけば、会議が始まる時間に「AIアシスタント」として自動でオンライン会議室に入室し、録音と文字起こしを全自動でやってくれます。自分が録音ボタンを押す手間すら省けるので、リモートワーク中心の方には魔法のようなツールに感じるはずです。
◆りょうせんのワンポイントアドバイス
対面での打ち合わせやインタビューが多いなら「専用端末型」、オンライン会議やテレワークが中心なら「アプリ型」を選ぶのが、一番わかりやすい基準かなと思います。自分の1週間のスケジュールを見直して、どちらのシーンが多いか数えてみてくださいね。
文字起こし精度を左右する条件
有料版を選ぶときに誰もが気になるのが、「どれくらい正確に文字起こししてくれるのか?」という精度の問題ですよね。
メーカーの公式サイトを見ると、AutoMemoは「98.9%」、Nottaは「最大98.86%」といった高い数値をアピールしています。でも、これらはあくまで「静かな環境で、ハキハキと喋った場合」の理想的なテスト結果なんです。
正直に言うと、現在主流となっているAIボイスレコーダーは、裏側でOpenAIのWhisperなどの超高性能なAIエンジンを使っていることが多いので、純粋な「AIの頭の良さ」にはそこまで極端な差はありません。
それよりも、実際の精度を大きく左右するのは「録音する環境」と「事前準備」なんです。

例えば、カフェのようなBGMや周りの話し声が大きい場所で録音すれば、どんなAIでも精度は落ちます。また、5人以上が同時にワーワーと喋るような(クロストークが発生する)会議では、誰が何を言っているのかAIが混乱してしまいます。
精度を極限まで高めたいなら、以下の点を意識してみてください。
- マイクを話している人の口元にできるだけ近づける(これが一番効果的です)
- 専用端末のノイズキャンセリング機能を活用して雑音を減らす
- Nottaなどのアプリにある「専門用語の辞書登録機能」を使って、社内用語や業界用語をあらかじめAIに覚えさせておく
「高いお金を払えば100%完璧に文字起こししてくれる」と過信せず、「AIが聞き取りやすい環境を人間が作ってあげる」という意識を持つことが、ストレスなく使いこなすコツですよ。
学習不使用などデータ規約の差
仕事でAIボイスレコーダーを導入するにあたって、月額料金よりも、精度よりも、ある意味で一番気をつかわなければいけないのが「データ利用のポリシー(セキュリティ規約)」です。
会議の録音データには、会社の機密情報、顧客の個人情報、まだ世に出ていない新製品のアイデアなど、絶対に外部に漏らしてはいけない情報が山のように含まれていますよね。その音声データを、AIベンダーが「自社のAIモデルをさらに賢くするための学習データ」として勝手に使ってしまったら……想像するだけでゾッとしますよね。
だからこそ、「ユーザーのデータをAIの学習に利用しない」と明記しているサービスを選ぶことが、ビジネス用途では絶対条件になります。

この点、非常に安心できるのがAutoMemo、PLAUD AI、Fireflies.ai、そして法人向けのYOMELなどです。これらのサービスは、公式ページで堂々と「入力された音声データやテキストデータを、AIの学習には利用しません」と宣言しています。社内の情報セキュリティ部門に導入の許可をもらう際も、この一文があるだけでスムーズに話が進むはずです。
一方で、規約の読み解きに少し注意が必要なサービスもあります。
例えばFathomは、「外部の第三者AIへの学習利用は許可しない」としつつも、自社のAIを改善するために、個人を特定できないよう非識別化したデータを利用する可能性があります。もしそれも嫌な場合は、ユーザー側で設定画面から「オプトアウト(データの利用を拒否する設定)」を行う必要があります。
また、Otter.aiも「外部のAI提供者に学習させることはない」としていますが、プライバシーポリシーを細かく確認すると、自社機能の精度向上のためにデータを扱う旨の記載が残っている場合があります。
「無料だから」「有名だから」という理由だけで選ばず、大切なデータを守るための規約がどうなっているか、契約前に必ずご自身の目で確認するようにしてくださいね。
料金だけで選ぶと後悔する理由
ここまで、主要サービスの月額料金や、無料プランの注意点、選ぶ際のポイントをお伝えしてきました。
結論として私が強くお伝えしたいのは、「AIボイスレコーダーを、目先の料金の安さだけで選ぶと絶対に後悔する」ということです。月額数百円の違いを気にして、自分の使い方に合っていないツールを選んでしまうと、結局使わなくなり、その数百円すら無駄になってしまいます。自分にとって「本当にコスパが良い」製品を選ぶために、最後に2つの視点を確認しておきましょう。

用途と利用時間で決めるべき
一番大切なのは、あなたが「月にどれくらいの時間、どんなシーンで録音するのか」をリアルにシミュレーションすることです。
例えば、あなたがフリーランスのライターで、月に3〜4回、1回あたり1時間の対面インタビューを行うとします。1ヶ月の録音時間は合計4時間(240分)程度ですよね。それなら、あえて高い無制限プランを契約する必要はなく、PLAUDの無料Starterプラン(300分)や、少し余裕を持たせてNottaのFreeプラン(120分)+別のツールを併用する、あるいはAutoMemoの年額プランで安く抑える、といった選択が賢いです。
逆に、あなたが企業のプロジェクトリーダーで、毎日オンラインで部下とのミーティングやクライアントとの商談がびっしり入っているならどうでしょう。1日3時間の会議があれば、1ヶ月で60時間(3,600分)にもなります。この場合、分数制限のあるプランだとあっという間に上限に達してしまい、肝心な月末の会議で使えなくなってしまいます。こういう方は、迷わずFireflies.aiやOtter.aiの「会議無制限」を謳う上位プランや、PLAUDのUnlimitedプランを選ぶべきです。月額が2,000円〜3,000円かかったとしても、議事録作成にかかる数十時間を削減できるなら、費用対効果は爆発的に高いですよね。
録音の確実性と保存方法を確認
もう一つ、料金以上の価値を生むのが「録音の確実性」と「その後のデータ活用」です。
絶対に聞き逃せない重要な商談や、弁護士との打ち合わせなど、緊張感のある場面では、スマホのアプリがフリーズしたり、着信で録音が止まったりするリスクは冒せませんよね。そういうシチュエーションが多いなら、録音専用のボタンがある「専用デバイス型(PLAUDやAutoMemo)」の安定感に投資する価値は十分にあります。
そして、録った後のデータをどうやって管理するかも重要です。議事録を社内のチームメンバーと頻繁に共有するなら、NottaやFirefliesのような「ワークスペース機能」が充実しているSaaSツールが圧倒的に便利です。URLを一つ送るだけで、音声と文字起こしテキスト、AIの要約をセットで共有できるので、チーム全体の生産性が上がります。
「安いからこれにしよう」ではなく、「自分のこの業務を楽にするためには、どの機能が必要か」という逆算の思考で選んでみてくださいね。
自分の仕事や学習に合う製品とは
いかがでしたでしょうか。主要なAIボイスレコーダーの月額料金と、その裏にある機能や規約の違いが見えてきたのではないかと思います。
AIボイスレコーダーは、単なる「音を記録する機械」ではありません。あなたの代わりに面倒な文字起こしを引き受け、要点を整理し、あなたが目の前の相手との対話に100%集中できるようにサポートしてくれる「優秀なAIアシスタント」です。
最後に、それぞれの用途に合わせたおすすめの選び方をまとめておきますね。

- 対面での会議や取材が多く、確実な録音とセキュリティを重視する人:
専用デバイスが使いやすく、学習不使用を明示している「PLAUD AI」や「AutoMemo」がおすすめです。 - オンライン会議が中心で、日本語の精度や多言語翻訳など幅広い機能を求める人:
使い勝手のバランスが良く、チーム共有も得意な「Notta」がおすすめです。 - 英語の会議が多く、とにかく大量の会議を無制限に記録・保存したい人:
英語圏で最強の精度と無制限プランを誇る「Otter.ai」や「Fireflies.ai」がおすすめです。 - とにかく無料で広い機能を試してみたい人:
保存容量が無制限でAI機能も一部使える「Fathom」から試してみるのが良いでしょう(※ただしデータ規約の確認は忘れずに)。
まずは、自分の「月の利用時間」と「よく使う環境(対面かオンラインか)」を整理してみてください。そして、無料プランやトライアル期間を活用して、実際に自分の声がどれくらい正確に文字起こしされるのか、使い勝手を試してみるのが一番の近道ですよ。
この記事が、あなたの仕事を劇的に楽にしてくれる、最高のAIボイスレコーダーを見つけるきっかけになれば嬉しいです。
AIボイスレコーダーに関するよくある質問(FAQ)
Q1. AIボイスレコーダーの無料プランだけで仕事に使えますか?
A. 個人のちょっとした音声メモや、月に数回の短い打ち合わせ程度なら、無料プランでも十分使えるかなと思います。ただ、ほとんどの無料プランには「月に◯◯分まで」「1会話あたり◯◯分まで」といった厳しい時間制限や、保存容量の制限があります。本格的に議事録作成などの業務に組み込む場合は、録音の途中で切れてしまうリスクを避けるためにも、ご自身の利用頻度に合った有料プランの導入を強くおすすめします。
Q2. プラウド(PLAUD AI)のボイスレコーダーの月額料金はいくらですか?
A. PLAUD AIは、月300分まで使える「Starterプラン」ならサブスクリプション料金は無料です。仕事で本格的に使いたい方向けの「Proプラン」は月額17.99ドル(年払い換算で月額約8.33ドル)で、月1,200分まで使えます。為替レートによって日本円での引き落とし額は変動するので、購入前に最新のレートをチェックしてみてくださいね。また、足りなくなった時だけ追加パックを購入することも可能です。
Q3. 会議の機密内容をAIに学習されたくないのですが、どれを選べばいいですか?
A. セキュリティや機密性を重視するなら、公式サイトなどで「ユーザーのデータをAIの学習データとして利用しない」と明確に宣言しているサービスを選ぶのが一番確実です。代表的なものとしては、AutoMemo、PLAUD AI、Fireflies.aiなどが挙げられます。法人の場合はYOMELなども強力です。ただし、規約はアップデートで変更されることがあるため、導入前には必ず公式サイトの最新のプライバシーポリシーをご自身で確認するようにしてください。
Q4. スマホの録音アプリと専用端末、結局どちらがおすすめですか?
A. 普段の「録音スタイル」によって大きく変わります。ZoomやTeamsなどを使った「オンライン会議」の録音がメインなら、カレンダーと自動連携できるスマホ・PCのアプリ型(NottaやOtterなど)が圧倒的に便利で効率的です。一方で、カフェでの打ち合わせやインタビューなど「対面での録音」が多い場合は、マイク性能が高く、スマホの通知音などで録音が邪魔されない専用端末型(PLAUDやAutoMemoなど)のほうが確実で安心ですよ。
【免責事項】
※この記事で紹介している料金、プラン内容、機能、規約などのデータはあくまで一般的な目安であり、サービス提供側のアップデート等により予告なく変更される場合があります。正確な最新情報については、必ず各メーカーの公式サイトをご確認いただき、最終的な導入の判断はご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。