AIボイスレコーダー・文字起こし

PLAUD NOTE・Pro・Pinの違いは?用途別におすすめを整理

PLAUDシリーズなどAIボイスレコーダー選びで失敗しないための比較ポイントを示したスライド

こんにちは、AIボイスレコーダーナビのりょうせんです。

最近、このブログのお問い合わせフォームやSNSのDMから、「PLAUD(プラウド)シリーズ、気になってるんだけど、結局どのモデルを買えばいいのか分からない!」というご相談を本当によく受けます。これ、あなただけじゃなくて、ものすごく多くの方が悩んでいるポイントなんですよ。

InstagramやYouTubeのレビュー動画を見て、「AIが勝手に要約してくれるなんて魔法みたい!機能が優れているのは分かった!」と思っても、いざ公式サイトを見ると「NOTE」「PRO」「PIN」と種類があって、自分にとって必要なスペックがどれなのか、判断に迷ってしまいますよね。

「とりあえず一番安いやつでいいかな?」と価格だけで選んでしまうと、後になって「あー、私の使い方だったら、あの機能がついてる上位モデルにしておけばよかった…」と後悔してしまうことも少なくありません。安い買い物ではないからこそ、絶対に失敗したくないですよね。

実は、働き方の変化に伴って、こうした業務効率化ツールの需要は爆発的に増えています。(出典:総務省『令和5年版 情報通信白書』)などでも指摘されているように、テレワークやハイブリッドワークが定着したことで、オンライン会議の議事録作成にかかる「見えない残業時間」が、個人の生産性を大きく下げる原因になっているんです。だからこそ、自分のワークスタイルに完璧にフィットする「相棒」を見つけることが、日々のストレスを減らす一番の近道になります。

そこで今回は、これまで数々のガジェットを検証してきた私が、PLAUDシリーズの現行ラインナップである「NOTE(ノート)」「PRO(プロ)」「PIN(ピン)」のそれぞれの違いを、カタログスペックだけでは分からない「現場でのリアルな使い勝手」も交えて、分かりやすく徹底的に比較してみました。PLAUD NOTEそのものの特徴を先に詳しく知りたい方は、PLAUD NOTEは何がすごい?録音・文字起こし・要約機能を解説も参考にしてみてください。

この記事を最後までじっくり読んでもらえれば、あなたの仕事や学習のスタイル、そして目的にぴったりとフィットする運命の1台が、確実に見つかるかなと思います。ぜひ、コーヒーでも飲みながらリラックスしてお付き合いくださいね。

この記事のポイント

  • PLAUDシリーズ各機種(NOTE、PRO、PIN)の具体的なハードウェアや性能の違い
  • 専用アプリとの連携方法や、録音からAI要約までの具体的な使い方とコツ
  • 対面会議、オンライン通話、外出先など、用途と利用目的に合わせたおすすめの選び方
  • 料金プランの仕組み(無料と有料の違い)やデータ保存方法、購入前に絶対に知っておくべき注意点

PLAUDシリーズ各機種の違い

PLAUDシリーズには、利用者の働き方や、よく録音する環境の要件に合わせて設計された、複数のデバイスが展開されています。「全部同じAIが使えるなら、どれも一緒でしょ?」と思うかもしれませんが、実は全く違います。

それぞれのデバイスは見た目の形が違うだけでなく、音を拾うための「マイクの数」、操作の「使い勝手」、そして「得意なシチュエーション」にはっきりとした違いがあるんです。

まずは、各モデルの基本となる特徴と、どんな想いで作られたデバイスなのかを一緒に確認していきましょう。

PLAUD NOTE、PLAUD NOTE PRO、PLAUD NotePinの形状や通話録音対応を比較したスライド

PLAUDシリーズ 総合比較表

詳しい解説に入る前に、まずは全体像をサッと掴んでいただくために、全モデルの比較表を作ってみました。細かい用語はこの後解説するので、まずは「ふーん、こんな違いがあるんだな」と眺めてみてくださいね。価格やラインナップは変わる可能性があるため、購入前には必ずメーカー公式情報も確認しておくと安心です。(出典:PLAUD公式ストア『製品一覧』

比較項目 PLAUD NOTE PLAUD NOTE PRO PLAUD NotePin (Pin S)
コンセプト 初代スタンダード プロ向け最上位 ウェアラブル特化
価格(税込) 27,500円 30,800円 28,600円 (Pin S)
形状・重量 カード型 / 約30g カード型 / 約30g カプセル型 / 約17g
マイク性能 2マイク(最大3m) 4マイク(最大5m) 2マイク(最大3m)
録音モード 対面・通話(手動切替) 対面・通話(自動切替) 対面のみ
ディスプレイ なし あり(有機EL) なし
Apple「探す」 非対応 対応 対応

ボイスレコーダー プラウドノート

ボイスレコーダー プラウドノート(PLAUD NOTE)は、スマホと一緒に持ち歩くAIボイスレコーダーという新しいジャンルにおいて、「業界スタンダード」を作った大人気の初代モデルです。2023年に登場した時、ガジェット界隈はかなりザワつきました。

圧倒的な薄さと「持ち運ぶハードル」の低さ

何と言っても驚くべきはそのサイズ感です。クレジットカードとほぼ同じ大きさで、厚さはわずか約3mm。指でつまめるほどの薄さで、重さも約30gしかありません。アルミニウム合金のボディは触り心地もよく、安っぽさが全くないんです。

従来のボイスレコーダーって、いかにも「録音してます!」というゴツい機械感があって、相手にプレッシャーを与えてしまうことがありましたよね。でも、このPLAUD NOTEなら、付属のMagSafe対応ケースを使ってスマホの背中にピタッとくっつけておくだけ。違描写なくスマートに持ち運ぶことができますし、テーブルに置いてあっても誰もレコーダーだとは気づきません。

対面録音と通話録音を切り替える「デュアルモード」

このモデルの最大の特徴は、対面録音と通話録音を切り替えられる「デュアルモード録音」を搭載していることです。

本体の中には、空気中の音を拾う2つの高性能マイク(MEMSマイク)に加えて、スマホの振動を拾う特殊なセンサー(VPU:骨伝導マイクのようなもの)が内蔵されています。

側面に小さな物理スイッチがついているんですが、これを上にカチッとスライドさせると「対面モード」、下にスライドさせると「通話モード」になります。通話モードにすると、スマホ本体が震えるわずかな振動を直接読み取ってくれるので、普通の電話回線はもちろん、LINE通話やZoom、Teamsのアプリを使った電話の音声まで、驚くほど綺麗に残すことができるんです。

集音範囲は最大3mなので、カフェでの少人数の打ち合わせや、自分のデスク周りでの作業、個室での商談にはこれ以上ないくらい最適ですね。

PLAUD NOTEが対面録音と通話録音に対応し、3m範囲の少人数会議に向くことを示したスライド

PLAUD NOTEのポイント

・スマホの背面に貼り付けて持ち運べる極薄のカード型デザイン

・スイッチひとつで対面会話と電話の通話録音を切り替え可能

・少人数(最大3m)の会議やデスクワークでの使用にぴったり

ボイスレコーダー プラウドノートプロ

ボイスレコーダー プラウドノートプロ(PLAUD NOTE PRO)は、初代の良さをそのまま引き継ぎつつ、ハードウェアの機能とAIの精度を極限まで高めた、プロフェッショナル向けの最上位モデルです。「絶対に録音の失敗が許されない」という責任あるポジションの方のために作られたような1台ですね。

ディスプレイ搭載でステータスが一目瞭然

初代モデルとパッと見の形は似ていますが、デザインの高級感が増しただけでなく、本体の上部に有機EL(AMOLED)の高精細なディスプレイが新たに搭載されました。これが想像以上に便利なんです。

初代モデルはランプの色で状態を判断するしかなかったのですが、PROモデルなら、いちいちスマホのアプリを開かなくても、画面を見るだけで「バッテリーの残量は何%か」「今は対面モードか通話モードか」「ちゃんと録音が回っているか」が文字とアイコンでハッキリ分かります。忙しいビジネスマンにとって、この「パッと見で安心できる」というのはかなりありがたい進化ですよね。

 

マイク倍増で5m先の声も逃さない

一番の進化ポイントであり、私が個人的に激推ししたいのが、マイクの数が倍の4つに増え、音を拾える範囲が5mに広がったことです。

音声認識AIの精度って、結局のところ「いかに綺麗な音をAIに渡せるか」で決まります。広い会議室で、対角線上に座っている声の小さな人の発言なんて、普通は周りのエアコンの音やプロジェクターのファン音に埋もれてしまいますよね。

でも、PROモデルの4つのマイクとAIのノイズキャンセリング技術を組み合わせることで、空間の音を立体的に捉え、不要な雑音を消し去りながら、話している人の声をしっかりと聞き分けてくれます。これによって、後からAIが文字起こしをする時のハルシネーション(AIが勝手に存在しない言葉を作ってしまう現象)が劇的に減るんです。

PLAUD NOTE PROが5m集音と自動切替に対応し、大人数会議向けであることを示したスライド

切り替え不要の「スマートデュアルモード」

さらに、自分でスイッチを切り替えなくても、対面の声かスマホからの電話かをデバイスが自動で判断してくれる「スマートデュアルモード録音」も採用されました。

初代モデルだと、「あ、電話かかってきた!」という時に、慌てて背面のスイッチを探して切り替える必要がありました。でもPROなら、ただ録音ボタンを押すだけ。本体が振動を感じ取れば自動的に通話録音に切り替わるので、録音の失敗やヒューマンエラーを未然に完全に防いでくれますよ。

◆りょうせんのワンポイントアドバイス

PROモデルは、Wi-Fiを使って録音データをスマホに転送する機能も強化されています。2時間以上の長時間の会議が終わった後、Bluetoothだけでデータを送ろうとすると結構時間がかかるんです。でもPROならWi-Fiでサクッと送れるので、すぐに文字起こしを始めたい時にデータ転送の待ち時間でイライラしません。これは日々の業務効率に直結する、地味だけどすごく大きなメリットだと思いますよ。

PLAUD NotePinが服に装着できるウェアラブル型で、通話録音には非対応であることを示したスライド

ボイスレコーダー プラウドノートピン

ボイスレコーダー プラウドノートピン(PLAUD NotePin)および、操作性が改良された最新版の「Pin S」は、デスクワーク中心の方ではなく、歩き回る仕事や外回りの多い方に向けて作られた「ウェアラブル(身につける)特化型」のモデルです。

身につけるという新しいスタイル

ノートシリーズが「スマホに貼り付ける」のに対し、ピンシリーズは胸元や首から下げて「服に身につける」というスタイルを採用しています。

小さなカプセル型で、重さはなんと約17g(Pin Sは約17.4g)しかありません。100円玉4枚分くらいの重さなので、シャツの襟元や胸ポケットに着けていても、数分で着けていること自体を忘れてしまうほどの軽さです。

パッケージには、マグネットピン、クリップ、ネックストラップ、リストバンドなど、複数のアクセサリーが最初から同梱されています。スーツの日はマグネットで裏から挟んで隠す、カジュアルな日はネックストラップで首から下げるなど、その日の服装や場面に合わせて自由なつけ方が選べるのが楽しいですよね。

対面録音に特化し、通話録音は潔くカット

このモデルを選ぶ際に絶対に知っておくべきなのが、通話録音機能はついておらず、完全に対面の録音に特化しているという点です。

スマホの振動を拾うセンサーを省くことで、この極小サイズと軽さを実現しています。自分の口元に近い場所にマイクを配置できるので、外での立ち話や、展示会での接客、工事現場での記録などにおいて、自分と目の前の相手の声を非常にクリアに拾うことができます。

物理ボタン搭載の「Pin S」が圧倒的におすすめ

もしピンシリーズを買うなら、初期モデルではなく、少しだけ後に発売された改良版の「Pin S」を強くおすすめします。

初期モデルは操作部分がタッチセンサーだったため、服の上から触った時に「今、ちゃんと録音オンになったかな?」と少し不安になることがありました。しかし、最新の「Pin S」は、本体の真ん中がしっかり押し込める「物理的なボタン」に変更されたんです。

これによって、ポケットの中や服の下に隠していても、指先でカチッと押し込む感触で録音が始まったかどうかが確実に分かるようになりました。相手の目を見ながら、ノールックで見ないで操作するときに、この触覚フィードバックはとてつもない安心感をもたらしてくれます。

NotePinシリーズの注意点

ウェアラブルでハンズフリーになる便利な反面、先ほども言った通り電話の通話録音には対応していません。また、充電の際は本体を専用のType-Cドックにカシャッと置く必要があるため、マグネットピンなどのアクセサリーを毎回外す手間がちょっとだけかかります。このひと手間が許容できるかどうかが、選ぶ時のポイントになりますね。

ボイスレコーダー プラウドの使い方

PLAUDシリーズの使い方を録音、スマホへの転送、AI要約の3ステップで説明したスライド

それぞれのデバイスの形やスペックの違いが分かったところで、「じゃあ、実際に手元に届いたらどうやって使うの?」という具体的な手順をイメージしておきましょう。

AIツールと聞くと「設定が難しそう…」と身構えてしまう方もいるかもしれませんが、安心してください。PLAUDシリーズは、スマホアプリとの連携がとてもスムーズで直感的に設計されています。

初めての方でも絶対に迷わないように、箱を開けてからAIに文字起こしをしてもらうまでの流れを、ステップバイステップで丁寧に解説しますね。

専用アプリとの連携と初期設定

デバイスが手元に届いたら、まずはあなたのスマートフォン(iPhoneでもAndroidでも大丈夫です)に専用の「Plaud」アプリをインストールします。App StoreやGoogle Playで検索すればすぐに出てきますよ。

アプリを開いたら、メールアドレスやGoogleアカウント、Apple IDなどを使って、自分のアカウントを作成しましょう。ここがあなたのデータの「鍵」になります。

ここでつまずく人続出!「権限」の罠

アカウントを作って次に進むと、ここで多くの方がつまずきやすいポイントがあります。それがスマホ側の「権限の許可」です。

アプリを最初に立ち上げた時に、ポップアップで色々な許可を求められますが、ここで「Bluetoothへのアクセス」は絶対に、必ず許可してください。PLAUDはBluetoothを使ってスマホと通信するので、これを拒否してしまうと一生デバイスを見つけることができません。

さらに、特にAndroidスマホを使っている方は要注意です。Androidのシステム上、Bluetoothで周囲の機器を探すためには「位置情報の権限」もセットでオンにしておく必要があります。「なんでレコーダーに位置情報が必要なの?」と不安になってオフにしてしまう人が多いのですが、これはAndroidの仕様なので、設定の時は「常に許可」か「アプリ使用中のみ許可」にしておいてくださいね。

デバイスとのペアリング(紐付け)

権限の設定が無事に終わったら、いよいよデバイス本体のボタンをポンッと短く押して電源を入れます。小さな白いランプが点灯すれば準備OKです。

アプリの画面の左上にある「デバイスを追加」というボタンをタップすると、自動的に近くにあるPLAUDを探してくれます。画面に自分のデバイスのアイコンが出たらタップし、念のため本体の裏(またはパッケージの箱)に書いてあるシリアル番号が一致しているか確認して接続すれば、初期設定はすべて完了です。拍子抜けするくらい簡単ですよね。

複数人で使いたい場合の豆知識

「この1台を、私のスマホと部下のスマホ、両方でBluetooth接続して使いたいな」と思うかもしれませんが、1つのデバイスを複数のスマホに同時にBluetoothで繋ぎっぱなしにする(アクティブ接続する)ことはシステム上できません。

ですが、解決策はあります。同じ「Plaudアカウント」のログインIDとパスワードをチームメンバーで共有すれば、別のスマホのアプリや、会社のパソコンのブラウザからでも、同じデバイスで録音したクラウドデータにアクセスして、要約を編集したり共有したりすることができますよ。

録音からAI要約までの手順

初期設定が終われば、あとは実践あるのみです。PLAUDデバイスは、一度スマホと紐付けてしまえば、その後はスマホ本体とは独立して動いてくれます。つまり、録音を始めるたびにわざわざスマホの画面を開いてアプリを立ち上げる必要は一切ありません。

録音の開始と終了のサイン

会議や商談が始まったら、デバイスの録音ボタンを約1秒間、グッと長押しするだけです。

ボタンを長押しすると、本体が「ブルッ」と1回短く振動し、赤いLEDランプが点灯(または点滅)します。これが「よし、録音スタートしたよ!」というデバイスからの合図です。この感触でのフィードバックがあるおかげで、いちいち画面を見なくても失敗しにくいのが本当に良いですよね。

録音を終える時も全く同じです。ボタンをもう一度1秒間長押しすると、今度は「ブルッ、ブルッ」と2回振動して、赤いランプが消えて録音が止まります。とても直感的です。

魔法のAI要約を体験する

録音が終わった後、一息ついてからスマホのPlaudアプリを開いてみてください。すると、今デバイスで録音されたばかりの音声データが、自動的にアプリへ(Bluetooth経由で)転送されてきます。

転送されたデータを選んで、画面下にある「生成」という魔法のボタンをタップします。ここで、どんな風にまとめてほしいか「好きな要約の形(テンプレート)」を選びます。

例えば、「とりあえず決定事項とToDoだけ箇条書きで教えて」という議事録テンプレートや、医療現場などで使われる「SOAP形式(主観、客観、評価、計画)」など、なんと10,000種類以上(!)のテンプレートが用意されているんです。あなたが欲しい出力形式を選んで「開始」を押せば、あとは最新のAIモデル(GPT-4oやClaudeなど)が自動で高速処理を進めてくれます。

ちなみに、長い会議だと誰も喋っていない「沈黙の時間」ってありますよね。PLAUDには、無音の部分をAIが勝手にカットしてスキップしてくれる機能があるので、無駄な処理時間を減らし、月々の「文字起こし枠」を節約する工夫もされていますよ。

数分待つと、信じられないくらい綺麗な文字起こしテキストと、構造化された要約、さらには話の流れがパッと見て分かる「マインドマップ」までが出来上がります。これらはWordやPDF、プレーンテキストなど、自分の使いやすい形式で出力して、すぐにチームに共有できます。

◆りょうせんのワンポイントアドバイス

アプリの要約画面には「Ask PLAUD(アスク・プラウド)」というチャット機能がついています。これは過去に録音したすべてのデータから、「先月のA社との会議で決まった秋のキャンペーン予算はいくらだっけ?」と、普通にLINEするみたいな感覚でAIに質問できる機能です。

AIが過去の議事録を瞬時に検索して、「予算は〇〇円です。〇分〇秒の〇〇さんの発言に基づいています」と答えてくれます。外部のネット情報ではなく、あなた自身のリアルな音源に基づいているので、AI特有の嘘をつく心配が極めて少なく、自分の代わりにすべてを記憶してくれている優秀な専属秘書ができたような感覚になりますよ。これ、本当に感動します。

目的と利用時間に基づくおすすめ

機種ごとのスペックや独自機能、そして使い方の具体的なイメージがしっかりと掴めたところで、次は「じゃあ結局、私の仕事や目的に一番合っているのはどれなの?」という疑問を一緒に紐解いていきましょう。

ガジェット選びで一番やってはいけないのは、「とりあえず一番値段が高い最上位モデルを買っておけば間違いないだろう」と安易に考えてしまうことです。もちろん機能は素晴らしいですが、あなたの日常的な使い方に合っていなければ、せっかくの高機能も宝の持ち腐れになってしまいますからね。

大切なのは、あなたが普段どんな環境で働き、誰の声を、どれくらいの頻度で記録したいのかを明確にすることです。ここでは、私のこれまでの検証経験を踏まえて、代表的な3つの利用パターンに分けた「最適解」をご提案します。

対面会議や通話録音の基本用途

普段はオフィスでのデスクワークやテレワークが中心で、週に1〜2回ほどの社内ミーティングや、クライアントとの大切な電話での打ち合わせをしっかりと記録しておきたい方。そんな標準的なビジネスパーソンには、初代モデルである「ボイスレコーダー プラウドノート(PLAUD NOTE)」が文句なしで一番おすすめです。

なぜこの初代モデルがおすすめなのか。それは、日常のビジネスシーンで求められる機能が、最も無駄なく、美しいバランスでまとまっているからです。

クレジットカードサイズの薄くて軽いボディは、常にスマホと一緒に持ち歩いても全く負担になりません。そして何より、この小さな1台で「目の前のリアルな会議」と「スマホ越しの通話」の両方を、スイッチひとつで切り替えて録音できるのは本当に便利です。

「集音範囲が3mだと、広い会議室では不安かも…」と思うかもしれませんが、ご自身のデスク周りでの打ち合わせや、4〜5人が座る一般的なミーティングスペースであれば、3mでも十分すぎるほどクリアに音声を拾ってくれます。

本体の価格もシリーズの中で一番手頃なので、「まずはAIを使った議事録作成の便利さを体感してみたい」「手作業でのメモ取りから解放されたい」というAIボイスレコーダー初心者の方にとって、絶対に後悔しない、間違いのない選択肢だと言えますよ。

広めの会議室やプロの商談向け

経営層の方やプロジェクトの責任者、あるいは法務や人事の担当者など、「言った、言わない」のトラブルが絶対に許されず、会議の記録を一言一句、漏らさず正確に残す必要があるプロフェッショナルな方。

または、参加者が6人〜10人以上になる広い会議室での打ち合わせが多く、発言者が次々と変わるような環境で働く方には、少し予算を足してでも迷わず「ボイスレコーダー プラウドノートプロ(PLAUD NOTE PRO)」を選ぶことを強くおすすめします。

初代モデルとの数千円の価格差を補って余りある最大の理由は、マイク性能の圧倒的な違いです。マイクの数が2基から4基に倍増し、集音範囲が5mに広がった効果は、現場で使ってみると本当に驚かされます。

例えば、長机の端と端に座っているような環境や、プロジェクターのファン音、エアコンの風切り音などの雑音が混ざる会議室でも、PROモデルに搭載されたAIノイズキャンセリングが、人間の声をしっかりと分離して拾い上げてくれます。入力される音声データが綺麗であればあるほど、その後のAI文字起こしの精度は飛躍的に高まります。

会議の多さや議事録作成の手間が、日本のビジネスパーソンの生産性を下げる大きな要因となっていることは、国が推進する業務効率化の課題としてもたびたび指摘されています。(出典:経済産業省『デジタルトランスフォーメーション(DX)政策』

だからこそ、録音ミスを防ぐ「スマートデュアルモード」や、本体画面で確実にステータスを確認できるPROモデルを導入することは、議事録の修正にかかる無駄な残業時間を削り、あなたの時給単価を根本から引き上げるための「確実な投資」になるはずです。

紛失時のセキュリティもプロ仕様

仕事の機密情報が詰まったレコーダーを紛失するリスクは、想像するだけでゾッとしますよね。でも、最新のPROモデルとPinシリーズには、Appleの「探す(Find My)」機能がネイティブ搭載されています。

万が一、出張先のホテルやクライアントの会議室に置き忘れてしまっても、あなたのiPhoneのマップアプリから数センチ単位で場所を特定したり、デバイスから音を鳴らして探し出すことができます。会社支給の端末として導入する場合でも、この物理的なガバナンス機能があるのは非常に心強いポイントです。

ハンズフリー録音が必要な方へ

現場監督、建築や不動産の外回り営業、イベントの展示会スタッフ、あるいは取材で飛び回るジャーナリストの方など、常に立って動いていることが多い方。

スマホやメモ帳を手に持つ余裕がなく、とにかく両手を空けた身軽な状態で、思いついたアイデアや目の前の会話をサッと音声を残したい方には、ウェアラブル特化型の「ボイスレコーダー プラウドノートピン(PLAUD NotePin)」、特に操作性が向上した「Pin S」が圧倒的に便利です。

このモデルの強みは、なんと言っても「服に身につける」という新しいスタイルにあります。付属のマグネットクリップを使ってシャツの襟元や胸ポケットなど、自分の口元に一番近い場所にマイクを固定できるので、屋外での立ち話でも自分と相手の声を確実にクリアに録音できます。

そしてもう一つ、実務における大きなメリットが「相手に心理的プレッシャーを与えない」という点です。いかにも「レコーダーです」という機械をテーブルの真ん中に置かれると、相手も身構えてしまって本音を引き出しにくくなることってありますよね。

でも、Pinシリーズなら小さなアクセサリーのように服に馴染むので、相手に威圧感を与えることなく、リラックスした自然な会話のまま記録を残すことができます。対人コミュニケーションが中心の業務において、この自然さは強力な武器になりますよ。

料金や保存方法だけで選ぶと後悔

ここまで読んでいただいて、「よし、自分に合うモデルは決まった!」と思った方も少しだけお待ちください。AIボイスレコーダーを選ぶとき、ついつい「本体の価格が数千円安いかどうか」というハードウェアの初期費用だけで決めてしまいがちです。

しかし、PLAUDシリーズのようなクラウド型のAIデバイスは、買った後の「AIを動かすための月額料金(ランニングコスト)」や「録音したデータの管理方法」を正しく理解しておかないと、後になって「こんなはずじゃなかった…」と激しく後悔することになります。

ここからは、絶対に知っておくべき運用面での落とし穴と、損をしないためのプラン選びの注意点について、包み隠さず丁寧に解説していきます。

無料と有料の月額プランの違い

PLAUDシリーズを私がこれほど高く評価している最大の理由のひとつが、良心的な料金体系にあります。実は、本体を買うだけで「スタータープラン」という無料の利用枠が毎月300分(5時間分)も自動的にもらえるんです。

週に1回、1時間程度の定例会議だけを記録するような使い方であれば、初期費用として本体代を払うだけで、その後は追加料金を一切払うことなく、ずっと最新のAI要約(GPT-4oやClaudeなど)を使い続けることができます。これは競合他社のサービスと比べても、破格の条件だと言っていいでしょう。

ただ、ビジネスで本格的に活用しようとすると、月に5時間というのは意外とあっという間です。週に何度も1時間の商談があったり、大学の講義を毎回録音したりすれば、月の半ばで無料枠を使い切ってしまうことも珍しくありません。その場合は、月に1,200分(20時間分)まで使える「プロプラン」への加入が必要になります。

ここで、プランの違いを分かりやすく表にまとめてみました。

プラン名 Starter(スターター) Pro(プロ)
月間の文字起こし枠 300分(5時間) 1,200分(20時間)
利用料金 無料(永続) 年額16,800円
(※アプリ内月額課金は3,000円)
独自機能の違い 基本的な文字起こし・要約、話者識別などフル活用可能 Starterの機能に加え、カスタム要約テンプレート作成が可能

この表を見ていただくと分かる通り、プロプランを契約する際に絶対に気をつけてほしい「罠」があります。

それは、スマホのPlaudアプリからそのまま「月額」でポチッと課金してしまうと、毎月3,000円もかかってしまうということです。しかし、PLAUDの公式サイトにアクセスして、そこから「年額プラン」で一括契約すれば、年間16,800円(月換算でたったの1,400円)となり、実質半額以下で利用することができるんです。

PLAUDは毎月5時間まで無料で使える一方、月20時間利用時はアプリ課金より公式サイト年額プランが有利なことを示したスライド

「とりあえず1ヶ月だけお試しで…」という方は月額でも良いですが、半年以上は確実にビジネスで使うという方は、絶対に公式サイト経由で年額プランを選んだ方が、圧倒的にお得になりますよ。

特定の月だけたくさん使いたい場合の賢い運用法

「普段は無料の300分で全然足りているんだけど、今月は泊まり込みの研修があるから枠が足りなくなりそう…」という月もありますよね。そんな時に、慌ててプロプランを契約する必要はありません。

PLAUDには、サブスクとは別に、買い切り型の「文字起こしパッケージ」が用意されています。例えば、追加の600分枠を2,000円でサクッと購入できるんです。この買い切り枠は有効期限がないので、無料枠を使い切った月だけ自動的に消費されていきます。ライトユーザーの方は、この買い切りパッケージを上手に活用するのが一番賢くて経済的な運用方法ですよ。

文字起こし精度とスマホ連携の罠

もう一つ、購入前に知っておいていただきたい現実的なお話をします。それは「AIの文字起こしは、決して万能な魔法ではない」ということです。

YouTubeのレビュー動画などを見ると、どんな言葉でも完璧に文字にしてくれるように見えますが、実際には録音する環境に大きく左右されます。

例えば、居酒屋のような周囲のガヤガヤしたノイズがひどい場所や、会議で複数の人が同時に被せて喋ってしまった場合、AIが言葉を聞き間違えたり、文脈を補おうとして存在しないもっともらしい文章を作り出してしまう「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれる現象が起こることがあります。こうしたAI特有の生成リスクについては、国のガイドラインなどでも企業向けに注意喚起がなされています。(出典:総務省『AI事業者ガイドライン』

AIは「入力された音(Garbage In)」が悪ければ、「出力されるテキスト(Garbage Out)」も悪くなります。だからこそ、少しでもノイズの多い環境で使うなら、マイク性能の高いPROモデルを選んで、できるだけ綺麗な「元の音声」をAIに渡してあげることが、最終的な議事録の質を上げる一番の近道になるわけです。

また、最近では「会議はほとんどZoomやTeamsなどのオンラインで行う」という方も多いですよね。PLAUD NOTEの通話録音モードを使えば、パソコンのスピーカーから出る音や、スマホの通話音を物理的に録音することは十分に可能です。

ただ、もしあなたの用途が「100%オンライン会議のみ」なのであれば、デバイスを通さずに直接パソコンのシステム音声を拾うソフトウェア型のツール(Nottaなど)を使った方が、音声の劣化がなく文字起こしの精度が高くなりやすい、という限界があるのも事実です。PLAUD NOTEとNotta Memoのどちらが合うか迷う場合は、Notta MemoとPLAUD NOTEを比較|会議用に選ぶならどっち?で料金や得意分野の違いも確認しておくと判断しやすくなります。

でも安心してください。PLAUDもその点はしっかり対策していて、「Plaud Desktop」というパソコン用の専用アプリを無料で提供しています。これを使えば、デバイス本体を使わなくても、パソコン上で直接オンライン会議のシステム音声を高音質で録音し、同じアカウントでAI要約をかけることができます。

「オンライン会議の時はパソコンのアプリで直接録音して、対面の打ち合わせや外出の時はPLAUDデバイスを持ち歩く」という風に、状況に合わせて賢く使い分けるのが、一番スマートな使い方かなと思います。

用途とAI機能で最適な製品を選ぶ

ここまで、PLAUDシリーズの各モデルの特徴から、具体的な使い方、そして絶対に失敗しない選び方の基準までを、かなり踏み込んで詳しくお伝えしてきました。

機能がたくさんあるからといって、すべての人に一番高価な最上位モデルが必要なわけではありません。大事なのは、「あなたがどんな場面で、誰の声を、どれくらいの時間記録したいのか」という、あなた自身の目的をはっきりとさせることです。

デスクワークならNOTE、大人数会議ならPRO、現場仕事ならPINというPLAUDシリーズの選び方をまとめたスライド

最後にもう一度、選び方の結論をシンプルに整理しておきますね。

  • デスクワーク中心で、対面も電話も録音したい。コストと機能のバランスを求めるなら「初代 PLAUD NOTE」
  • 絶対に記録の失敗が許されない。広い会議室での高精度な録音や、操作の確実性を求めるプロなら「PLAUD NOTE PRO」
  • 現場仕事や外回りが多い。相手にプレッシャーを与えず、ハンズフリーで身軽に記録したいなら「PLAUD NotePin (Pin S)」

この基準をもとに選んでいただければ、きっとあなたの働き方にベストマッチする、後悔のない買い物ができますよ。

AIボイスレコーダーは、ただ音を残すだけの冷たい機械ではありません。私たちが日々苦しめられている「議事録を作る」という面倒な作業から解放してくれて、目の前の人との大切な会話や、クリエイティブな思考に100%集中するための頼もしいパートナーです。

この記事が、あなたにぴったりの1台を見つけるお手伝いになり、より快適で生産的な仕事の環境を手に入れるきっかけになれば、私としても本当に嬉しいです。ぜひ、PLAUDと一緒に新しい働き方を体験してみてくださいね。

PLAUDシリーズに関するよくある質問(FAQ)

Q1. スマホを持っていなくても、デバイス単体で録音や文字起こしはできますか?

A. はい、録音自体は可能です。PLAUDデバイスはスマホから独立して動作するため、スマホを家に置いたままデバイス単体で会議に持っていき、ボタンを押して録音することは全く問題ありません。内蔵ストレージに音声が保存されます。

ただし、録音したデータをAIで文字起こししたり要約したりするには、後で必ずスマホアプリ(またはPCのWeb版アプリ)とBluetoothやWi-Fiで連携させて、音声データをクラウドに転送する作業が必要になります。録音は単体でOK、処理にはスマホやPCが必要、と覚えておいてくださいね。

Q2. 電話の通話録音は、普通の電話だけでなくLINEやZoomなどでも使えますか?

A. はい、あらゆる通話アプリで利用可能です。PLAUD NOTEやNOTE PROに搭載されている通話録音機能(VPUセンサー)は、スマホの内部のシステムにアクセスするのではなく、スマホ本体のスピーカーから発せられる「微細な物理的振動」を骨伝導センサーのように直接拾い上げるという画期的な仕組みになっています。

そのため、標準の電話回線はもちろんのこと、LINE通話、Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど、スマホのスピーカーから相手の声が出るアプリであれば、種類を問わずに相手の声をクリアに録音することができます。(※通話録音機能はウェアラブル特化のPinシリーズには搭載されていないのでご注意ください)

Q3. 録音したデータや文字起こしされた情報が、外部に漏れる心配はありませんか?

A. セキュリティについては、企業レベルの非常に高い基準が設けられているので安心してください。PLAUDのシステムは「SOC 2 Type II」などの厳格な国際的セキュリティ基準に完全準拠しており、データは最高レベルの技術で暗号化されて保存されます。

また、ユーザーがアップロードした音声やテキストデータを、PLAUD社やOpenAIなどの第三者がAIの学習モデルに利用することは絶対にないと、プライバシーポリシーで明確に約束されています。とはいえ、極めて機密性の高い個人情報や顧客情報を取り扱う場合は、念のため事前に社内のシステム担当者や法務部門にご確認いただくことをおすすめします。

Q4. アプリの仕様や料金プランは今後変わることはありますか?

A. はい、AIの技術進歩は非常に早いため、機能の追加や使い勝手の改善、それに伴う料金プランの改定が行われる可能性は十分にあります。実際、過去にも新しい要約テンプレートが追加されたり、PC版のアプリがリリースされたりと、常に進化を続けています。

本記事の内容は、執筆時点で私が確認した最新の正確な情報をもとに作成しておりますが、ご購入や有料プランのご契約前には、必ずPLAUDの公式サイトで最新のキャンペーン情報や仕様変更がないか、ご自身で最終確認を行っていただきますようお願いいたします。

-AIボイスレコーダー・文字起こし