使い方・製品解説

PLAUD NOTEは何がすごい?録音・文字起こし・要約機能を解説

PLAUD NOTEの録音・文字起こし・AI要約機能を紹介するアイキャッチ画像

こんにちは、AIボイスレコーダーナビのりょうせんです。

PLAUD NOTEが気になって調べていると、「普通のボイスレコーダーと何が違うの?」「録音したあと、本当に仕事で使えるところまでAIがやってくれるの?」と疑問に感じますよね。

PLAUD NOTEは、会話を録音するだけの機器ではありません。録音した音声を文字に変え、話者ごとの発言を追いやすくし、さらに会議の要点や対応事項までAIでまとめられるカード型のAIボイスレコーダーです。

私が実際に使って特に便利だと感じるのは、録音そのものよりも、録音後にAsk PlaudやAI要約を使って会話を活用できることです。一方で、録音中の会話をその場でリアルタイム文字起こしするタイプではありません。ここは購入前に知っておきたいポイントでしょう。

本体価格だけを見て決めるのではなく、毎月の文字起こし時間、AI機能、スマホとの連携方法、保存方法まで含めて考えることが大切です。

この記事のポイント

  • PLAUD NOTEの録音性能と基本仕様
  • 文字起こしや話者ラベルの使い方
  • AI要約とAsk Plaudでできること
  • PLAUD NOTE Proとの違いと選び方

結論|PLAUD NOTEのすごさ

最初に結論を言うと、PLAUD NOTEの魅力は「高性能な録音機」という一点ではありません。録音した会話を、あとから読める情報や次の行動へ変えられることにあります。

録音後の活用までつながる

従来のICレコーダーでは、録音したあとに音声を聞き返し、自分で重要な発言を探し、必要なら文章へ書き直す必要がありました。1時間の会議を録音しても、その後に1時間以上かけて議事録を作っていたのでは、かなり大変ですよね。

PLAUD NOTEでは、本体で録音したデータをアプリへ転送し、文字起こしを生成できます。そのあと、会議や商談、講義など目的に合わせてAI要約を作成可能です。

さらにAsk Plaudを使えば、「今回決まったことは?」「担当者と期限を教えて」「この会議で残っている課題は?」といった質問もできます。

PLAUD NOTEの流れ

録音する → アプリへ転送する → 文字起こしを作る → AI要約を作る → Ask Plaudで必要な情報を確認する、という一連の流れを作れます。

つまり、録音ファイルを保存して終わりではありません。会議が終わったあとに必要になる作業まで含めて考えられていることが、一般的なボイスレコーダーとの大きな違いです。

迷うならProをおすすめ

PLAUD NOTEには通常モデルだけでなく、上位モデルのPLAUD NOTE Proがあります。私が今から選ぶなら、予算が許すのであればPLAUD NOTE Proをおすすめします。

通常のPLAUD NOTEでも文字起こしやAI要約、Ask Plaudといった主要なAI機能は使えます。ただ、Proには本体ディスプレイがあり、録音状態などを本体側で確認しやすいのが便利です。

また、通常のPLAUD NOTEは最大約30時間の連続録音が目安なのに対し、Proは利用する録音モードによって最大約50時間まで対応します。会議室での収音距離も通常モデルより余裕があります。

PLAUD NOTEとPLAUD NOTE Proを並べた本体デザインの比較

PLAUD NOTEとPLAUD NOTE Proを並べた外観比較

◆りょうせんのワンポイントアドバイス

通常のPLAUD NOTEでも主要なAI機能は十分使えます。ただ、仕事で長く使うつもりなら、録音状態が分かりやすいディスプレイと長いバッテリー時間は想像以上に便利です。通常モデルとの価格差も確認しながら、私はProを優先して検討します。

通常モデルとPro、NotePinまで含めて迷っている場合は、PLAUD NOTE・Pro・Pinの違いを用途別に比較した記事も参考にしてください。

PLAUD NOTEの最新価格を公式サイトで確認する

PLAUD NOTEの基本仕様

PLAUD NOTEを検討するなら、AI機能だけでなく本体そのものも確認しておきましょう。毎日の会議へ持ち歩く機器なので、大きさ、録音時間、収音範囲、保存容量は使いやすさに直結します。

項目 PLAUD NOTE PLAUD NOTE Pro
本体価格の目安 27,500円 30,800円
重量 約30g 約30g
厚さ 約2.99mm 約2.99mm
マイク MEMS×2、VPU×1 MEMS×4、VPU×1
収音距離の目安 最大約3m 最大約5m
連続録音 最大約30時間 最大約50時間
本体ストレージ 64GB 64GB
対面録音 対応 対応
通話録音 対応 対応
ディスプレイ なし あり
文字起こし 112言語 112言語

価格や仕様、キャンペーンは変更される場合があります。上記の数値は一般的な目安として、購入前には必ずPLAUD公式サイトで最新情報を確認してください。

カード型で持ち歩きやすい

PLAUD NOTEは、クレジットカードに近い形をした薄型端末です。重量は約30g、厚さは約2.99mmなので、一般的なICレコーダーよりもかなり薄く感じます。

ローズゴールドのPLAUD NOTEと100円硬貨を並べた本体サイズ比較

PLAUD NOTEと100円硬貨を並べたサイズ比較

会議のたびに大きな録音機を持ち出す必要がなく、スマートフォンと一緒に持ち歩きやすいサイズです。専用ケースを使えば、対応するスマートフォンの背面へ取り付ける使い方もできます。

仕事用のかばんに入れっぱなしにしても邪魔になりにくいため、「必要なときに録音機を持っていなかった」という失敗を減らしやすいでしょう。

対面と通話を録音できる

PLAUD NOTEは、会議室で行う対面会話だけでなく、スマートフォンを使った通話録音にも対応します。

対面会議ではMEMSマイクを使って周囲の声を収音し、通話ではVPUを利用してスマートフォン側の振動を捉える仕組みです。

営業電話、顧客への聞き取り、打ち合わせなどを記録したい人にとって、対面用と通話用の機器を別々に持たなくてよいのは便利でしょう。

通常のPLAUD NOTEでは利用場面に合わせて録音モードを切り替えて使います。PLAUD NOTE Proは対面録音と通話録音を自動で切り替えるスマートデュアルモードに対応しています。

ただし、通話録音の可否は利用する端末、アプリ、通話方法などによって使い勝手が変わる可能性があります。購入後はいきなり重要な電話で使わず、まず短い通話で録音状態を確かめておくと安心です。

最大30時間録音できる

通常のPLAUD NOTEは、最大約30時間の連続録音に対応しています。1回1〜2時間程度の会議が中心なら、毎回充電しなくても使える余裕があります。

本体ストレージは64GB。録音後はアプリへデータを転送して使うため、一般的な会議用途なら容量を過度に心配する必要はないでしょう。

PLAUD NOTEの背面とマグネット式USB-C充電ケーブル

PLAUD NOTEの背面と専用マグネット式充電ケーブル

なお、充電にはマグネット式の専用ケーブルを使用します。本体へ一般的なUSB-Cケーブルを直接差し込む構造ではありません。そのため、出張や旅行へ持っていくときは、充電ケーブルも一緒に持ち歩くことをおすすめします。

最大録音時間は利用環境によって変わる一般的な目安です。大切な会議の直前には、バッテリー残量と空き容量を確認してください。

文字起こし機能は何が便利

PLAUD NOTEを普通のボイスレコーダーと分ける大きな機能が、録音した音声を文章へ変換できるAI文字起こしです。ただし、使い方には重要な特徴があります。

録音後に文字起こしする

PLAUD NOTEは、録音中の発言がスマートフォン画面へ次々と表示されるリアルタイム文字起こしを目的とした機器ではありません。

基本的にはPLAUD NOTE本体で会議や通話を録音し、録音終了後にデータをアプリへ転送して文字起こしを生成します。

PLAUD NOTEの録音波形を確認しながら文字起こしを生成する画面

PLAUD NOTEで録音した音声から文字起こしを生成する画面

会議中に字幕のように文字を確認したい人にとっては、この点が合わない可能性があります。一方、会議中は相手との会話に集中し、終了後に議事録を作りたい人なら大きな問題にはなりにくいでしょう。

私自身は、PLAUD NOTEを「リアルタイム議事録ツール」というより、録音後の作業を減らすためのAIレコーダーとして使う方が特徴を活かせると感じています。

112言語と話者ラベルに対応

PLAUDの文字起こしは112言語に対応しており、複数の話者を分けて表示する話者ラベルも利用できます。

会議の文字起こしを長い文章として表示するだけでは、「誰が何を言ったのか」が分かりにくくなります。発言時刻と話者を分けられることで、あとから会話の流れを追いやすくなるわけです。

PLAUD NOTEの会議音声を発言時刻と話者別に表示した文字起こし画面

PLAUD NOTEで会議音声を話者別に表示した文字起こし画面

例えば上司、営業担当、顧客の3人で打ち合わせをした場合でも、それぞれの発言を追いやすくなります。インタビューで質問者と回答者を分けたいときにも便利です。

ただし、話者ラベルは人間が聞き分けるのと同じように完璧ではありません。声が似ている人、同時に話した場面、遠くから小さな声で話した場面では、違う話者として判定されたり、同じ人として扱われたりする可能性があります。

精度は録音環境で変わる

AI文字起こしでは「精度は何%なのか」が気になりますが、数字だけで機器を選ぶのはおすすめしません。

同じPLAUD NOTEでも、静かな会議室と騒がしい飲食店では結果が変わります。空調音、キーボード音、紙をめくる音、複数人の同時発言なども影響します。

専門用語、製品名、会社名、人名なども誤変換されることがあります。文章全体の意味は分かっても、金額や型番だけ間違っていることもあるので注意が必要です。

文字起こしを正式な記録としてそのまま配布しないでください。金額、日時、担当者、契約条件、製品番号など重要な情報は、元の音声と照らし合わせて確認しましょう。

会議ではPLAUD NOTEを机の端ではなく、参加者の声が均等に届きやすい場所へ置くのがおすすめです。書類の下へ入れたり、パソコンのファンの近くへ置いたりしないことも大切ですよ。

AI要約がPLAUD NOTEの本領

PLAUD NOTEを使っていて私が便利だと感じるのは、文字起こしそのものより、そのあとに使えるAI要約です。1時間分の文字起こしを最初から最後まで読む手間を減らせます。

要約形式を選んで作れる

会議と講義では、欲しい情報が違いますよね。会議なら決定事項や担当者、講義なら重要なテーマや学習ポイントが必要です。

PLAUDでは、録音内容の用途に応じた要約テンプレートを選択できます。会議、講義、電話など、同じ音声でも目的に合わせて結果の見せ方を変えられるのが便利です。

PLAUD NOTEで授業や講義、電話向けのAI要約テンプレートを選ぶ画面

PLAUD NOTEで用途に合わせたAI要約テンプレートを選ぶ画面

例えば1時間の定例会議であれば、発言をすべて読むより、「決定事項」「対応事項」「次回までに確認する内容」といった形で見た方が早く内容を把握できます。

逆に講義なら、時系列の議事録よりも、テーマごとの要点を読みたい場合が多いでしょう。録音する目的に応じて結果を変えられるのは、単純な文字起こしサービスにはない便利さです。

担当者や期限も確認できる

会議では「何を話したか」だけでなく、「結局、誰が何をするのか」が重要です。

PLAUD NOTEのAI要約では、会話の中から対応事項を拾い、担当者や期限と一緒に確認できる場合があります。

PLAUD NOTEのAI要約で担当者と期限を含む対応事項を表示した画面

PLAUD NOTEのAI要約で担当者や期限を確認している画面

会議終了後に議事録を作るとき、毎回録音を巻き戻して「この仕事は誰の担当だったっけ?」と探すのはかなり面倒です。

AIが下書きを作ってくれれば、人間は重要な部分だけ元音声と確認すればよくなります。完全に任せるのではなく、人が確認するための土台を短時間で作ってもらうと考えると使いやすいでしょう。

録音を別の形でも見られる

長い会議内容を文章だけで読むのが大変なときは、マインドマップなど別の形式で内容を見ることもできます。

PLAUD NOTEが会議内容をマインドマップで表示しAsk Plaudの質問候補を表示した画面

PLAUD NOTEで会議内容をマインドマップ表示した画面

文章で読むと複雑に感じる話でも、テーマ同士のつながりが見えると理解しやすくなることがあります。

会議だけでなく、講義の復習、インタビュー内容の確認、アイデア出しなどにも応用できるでしょう。AIボイスレコーダーの具体的な活用例は、ボイスレコーダーの使い道10選でも紹介しています。

Ask Plaudで記録を深掘る

PLAUD NOTEを単なる文字起こし機器で終わらせない機能がAsk Plaudです。録音した内容について、チャットのようにAIへ質問できます。

会議内容へ質問できる

文字起こしが数千文字、数万文字になると、必要な発言を目で探すだけでも時間がかかります。

Ask Plaudでは、録音内容をもとに「今回の決定事項は?」「Aさんが担当する作業は?」「納期について何と言っていた?」と質問できます。

Ask Plaudに会議内容について質問を入力している画面

Ask Plaudへ会議内容について質問している画面

これが便利なのは、会議が終わった直後だけではありません。数日後に「あの会議で何と言っていたかな」と思ったときにも、録音を最初から聞く必要がなくなります。

私はPLAUD NOTEを使うなら、AI要約だけで終わらせずAsk Plaudまで試してほしいと思っています。録音した音声が「聞き返すファイル」から「あとから質問できる記録」に変わる感覚があります。

数値を使った質問もできる

Ask Plaudでは、会議で出てきた数値や条件をもとに質問する使い方もできます。

例えば生産会議なら、目標数量、稼働時間、設備効率などの話を録音し、「この条件で目標を達成できそうか」と聞くことも可能です。

Ask PlaudがOEEとサイクルタイムをもとに生産目標の達成可否を分析した画面

Ask Plaudへ生産目標について質問した回答画面

ただし、ここは便利だからこそ注意が必要です。AIが計算や前提条件を誤る可能性はあります。

売上、原価、契約金額、納期、安全条件など、仕事の判断へ影響する情報はAsk Plaudの回答だけで決めないでください。必ず元の発言や社内資料を確認し、必要なら担当部署や専門家にも確認しましょう。

アプリ連携と保存の流れ

PLAUD NOTEは本体だけでAI処理まで完結する機器ではありません。録音したあと、スマートフォンのPLAUDアプリと組み合わせて使うことで文字起こしやAI要約を利用できます。

録音データをアプリへ転送

会議が終わったら、本体へ保存された録音ファイルをPLAUDアプリへ転送します。

PLAUD NOTEの録音ファイルをスマートフォンアプリへ転送している画面

PLAUD NOTEの録音ファイルをアプリへ転送している画面

短い録音ならそれほど気になりませんが、長時間の会議では転送やAI処理に時間がかかることがあります。

「録音を停止した瞬間に完成した議事録が表示される」と考えていると、少しイメージが違うかもしれません。会議後に転送と文字起こしの工程があることは理解しておきましょう。

録音ファイルを管理できる

録音したデータが増えてくると、ファイル管理も重要になります。PLAUDアプリでは録音ファイルを確認し、必要に応じて移動や結合、削除などを行えます。

PLAUD NOTEの録音ファイルを選択して移動や結合、削除を行う画面

PLAUD NOTEアプリで録音ファイルを管理する画面

ファイル名を「8月営業会議」「A社ヒアリング」「製品開発定例」のように分かりやすくしておけば、あとから探すときも楽です。

録音本数が増える人ほど、録音した直後にタイトルを付ける習慣を作っておくことをおすすめします。

スマホ連携が前提になる

PLAUD NOTE本体だけでも録音はできます。ただし、文字起こし、AI要約、Ask Plaud、ファイル共有などを活用するならアプリやWebサービスとの連携が前提です。

「パソコンもスマートフォンも使わず、本体だけで録音と文字起こしを全部終えたい」という人には向いていません。

逆に、普段からスマートフォンで会議資料を確認したり、クラウドサービスで仕事をしたりしている人なら違和感は少ないでしょう。

料金と無料枠を確認

PLAUD NOTEで後悔しやすいポイントの一つが料金です。本体を買えば、文字起こしを永久に何時間でも無料で使えるわけではありません。

プラン 料金の目安 文字起こし時間 向いている人
Starter 無料 月300分 月数回だけ使う人
Pro 年額16,800円 月1,200分 毎週会議がある人
Unlimited 年額40,000円 無制限 長時間利用が多い人

料金、利用可能時間、AI機能の対象範囲は変更される場合があります。上記は一般的な目安として、契約前にはPLAUD公式サイトで正確な情報を確認してください。

無料枠は月300分

Starterプランでは、月300分を目安に文字起こしを利用できます。300分は5時間なので、月に1〜2回だけ会議を録音する程度なら無料枠だけで収まる可能性があります。

ただ、毎週1時間の定例会議があるだけでも月4〜5時間になります。そこへ面談や取材、電話録音が加われば、無料枠を超える月も出てくるでしょう。

本体価格だけを比較するのではなく、自分が毎月何時間くらい文字起こしするのかを先に計算しておくことをおすすめします。

毎週会議ならProを検討

月300分を継続して超えるなら、Proプランが候補になります。月1,200分なら約20時間なので、週に複数回会議がある人でも利用しやすくなります。

例えば1時間の会議を週3回録音すると、4週間で約12時間です。そこへ電話や取材が加わっても、月20時間の範囲ならある程度余裕があります。

一方、1日何時間も録音する仕事ならUnlimitedも候補です。ただし、必要以上に上位プランを選ぶ必要はありません。まず自分の月間利用時間を確認してから選びましょう。

本体価格だけで決めない

PLAUD NOTEの本体価格だけを見て「約3万円なら買い切り」と考えてしまうと、購入後に思っていた費用と違うことがあります。

AIボイスレコーダーでは、端末代だけでなく、文字起こし時間やAI機能を使うためのサービス料金まで含めて考える必要があります。

購入前に確認したい費用

本体価格だけでなく、自分の月間録音時間、無料枠、有料プラン、追加文字起こしが必要になる可能性まで確認しておきましょう。

PLAUD NOTEとNotta Memoの料金やAI機能で迷っている方は、Notta MemoとPLAUD NOTEを実機で比較した記事も参考にしてください。

PLAUD NOTEの本体価格と最新プランを公式サイトで確認する

PLAUD NOTE Proとの違い

通常のPLAUD NOTEを検討していると、「数千円上乗せしてProにする意味はあるの?」と迷いますよね。AI機能だけを見ると似ていますが、実際に使うとハードウェア部分の違いが効いてきます。

画面で状態を確認できる

PLAUD NOTE Proの分かりやすい違いが、本体にディスプレイを搭載していることです。

ディスプレイと操作ボタンを搭載したPLAUD NOTE Proの正面

ディスプレイを搭載したPLAUD NOTE Proの正面

通常のPLAUD NOTEはディスプレイがありません。そのため、本体だけを見たときに得られる情報は限られます。

Proなら状態を視覚的に確認しやすいため、「本当に録音が始まっているかな」と不安になりにくいのがメリットです。

会議録音では、録音そのものに失敗すると取り返しがつきません。派手な機能ではありませんが、仕事で使うほどディスプレイの安心感は大きいと感じます。

最大50時間録音できる

通常のPLAUD NOTEは最大約30時間の連続録音が目安ですが、PLAUD NOTE Proは長時間利用を想定したモードで最大約50時間の録音に対応します。

普通の1〜2時間会議なら30時間でも十分です。しかし、出張中に何日も使う人、講演や研修をまとめて録音する人、充電回数を減らしたい人にはProの余裕が役立ちます。

もちろん、50時間という数値は利用条件によって変わる一般的な目安です。重要な録音の前には残量を確認してください。

広い会議室ならProが有利

PLAUD NOTEは最大約3m、Proは最大約5mが収音距離の目安です。また、通常モデルがMEMSマイク2基とVPU1基なのに対し、ProはMEMSマイク4基とVPU1基を搭載します。

1対1の面談や4人程度の会議が中心なら通常モデルでも使いやすいでしょう。一方、長い会議テーブルを使う場合や、参加人数が多い会議を頻繁に録音するならProを選ぶ意味が出てきます。

録音した声が小さければ、その後の文字起こしや話者ラベルにも影響します。AI機能以前に、できるだけ聞き取りやすい音声を残すことが大切です。

私ならProを選ぶ

通常モデルとProで迷っている方へ私の考えを言うと、仕事で頻繁に使うならProを選びます。

理由は、AI要約が豪華だからではありません。ディスプレイで状態を確認しやすく、収音距離に余裕があり、バッテリーも長いからです。

AIボイスレコーダーは一度購入すると、会議のたびに何度も使います。そう考えると、毎回感じる使いやすさの差は意外と大きいものです。

◆りょうせんのワンポイントアドバイス

価格を最優先するなら通常のPLAUD NOTEで問題ありません。Ask PlaudやAI要約を使う目的なら十分魅力があります。ただ、数千円の差で録音状態の確認、収音範囲、バッテリーの余裕が増えるので、長く使う前提なら私はProに魅力を感じます。

PLAUD NOTEが向く人

機能が多い製品でも、自分の仕事に合わなければ意味がありません。PLAUD NOTEが向いているのは、単に「録音したい人」より、録音後の作業まで減らしたい人です。

会議後の作業を減らしたい

会議中にメモを取ることより、会議後の議事録作成に時間を取られている人にはPLAUD NOTEが合いやすいでしょう。

録音から文字起こしを作り、AI要約で決定事項や対応事項を確認し、必要な部分だけ元音声と照らし合わせる流れを作れます。

すべてをAI任せにはできませんが、白紙の状態から議事録を書くのと、AIが作った下書きを確認するのでは負担がかなり違います。

講義や取材にも使いたい

PLAUD NOTEは仕事の会議専用ではありません。講義、セミナー、インタビュー、取材、アイデアメモなどにも使えます。

講義では録音した内容から要約を作り、復習したい部分をAsk Plaudへ質問する。取材では文字起こしを作り、話題になったテーマを確認する。このような使い方ができます。

ただし、取材記事で発言を引用するときはAI文字起こしをそのまま掲載しないでください。必ず元音声を聞いて、実際の発言と一致しているか確認しましょう。

AIで内容を掘り下げたい

「文字起こしがあれば十分」という人なら、PLAUD NOTEの価値をすべて使い切れないかもしれません。

むしろ、録音内容から要点を出したい、対応事項を見つけたい、過去の会議についてAIへ質問したいという人の方が相性は良いでしょう。

他社製品を含めて選びたい方は、AIボイスレコーダーのおすすめ比較も参考にしてください。

購入前に知る注意点

PLAUD NOTEは便利ですが、「買えば自動で完璧な議事録が完成する機器」ではありません。購入前にできないことや運用上の注意点も理解しておきましょう。

リアルタイム表示はできない

特に注意したいのがリアルタイム文字起こしです。

PLAUD NOTEは本体で録音し、その後にアプリへ音声を転送して文字起こしを生成する使い方が基本になります。そのため、会議中に現在の発言を字幕のように確認する用途を最優先する人には合わない場合があります。

逆に「会議中は会話に集中したい。終わったあとに記録が作れればよい」という人なら、この違いは問題になりにくいでしょう。

AI結果は確認が必要

文字起こし、話者ラベル、AI要約、Ask Plaudはどれも便利ですが、AIによる処理なので誤りが入る可能性があります。

例えば「15日」が「50日」になったり、担当者名が違っていたり、会議で出た条件の一部が要約から抜けたりすることがあります。

そのため、正式な議事録、契約に関わる記録、安全上重要な指示などは、必ず人間が確認してください。

AIは確認作業をなくすものではなく、確認すべき範囲を減らす道具として使うのがおすすめです。

録音同意とクラウドを確認

PLAUD NOTEを仕事で使う場合は、録音そのものだけでなく、録音データをクラウドサービスで処理することも考える必要があります。

顧客情報、個人情報、未発表製品、契約条件などを含む会議では、会社の情報管理規程でクラウド型AIサービスを利用できるか確認してください。

また、録音を始める前に「議事録作成のため録音します」と参加者へ伝えておくのが安心です。相手が録音を望まない場合には使用しない判断も必要でしょう。

録音や個人情報の扱いは、会議の内容、会社の規程、相手との関係によって判断が変わります。正確なルールは所属企業やPLAUD公式情報をご確認ください。法的な判断が必要な場合は、弁護士などの専門家にご相談ください。

最初に試し録りをする

購入して最初に録音するのが重要な顧客との会議、という使い方は避けた方が安心です。

まず自分の声を数分録音し、録音開始、停止、アプリ転送、文字起こし、AI要約、ファイル削除まで一度試してみてください。

そのあと、小規模な社内会議などで使ってみると、端末を置く位置やマイクの感覚も分かってきます。

◆りょうせんのワンポイントアドバイス

高性能なAIボイスレコーダーでも、書類の下に置けば良い音は録れません。購入後はAI機能を触る前に、「どこへ置けば自分の会議室で全員の声を拾いやすいか」を試しておくと、その後の文字起こしも使いやすくなりますよ。

PLAUD NOTEのFAQ

最後に、ボイスレコーダーのPLAUD NOTEを購入する前によく気になる疑問へ回答します。

PLAUD NOTEに関するよくある質問(FAQ)

Q1. PLAUD NOTEはリアルタイムで文字起こしできますか?

A. PLAUD NOTEは録音中の発言をその場で逐次表示する使い方ではなく、本体で録音したあとに音声をアプリへ転送し、文字起こしを生成する流れが基本です。会議中から文字を確認したい人は、この違いを購入前に確認してください。

Q2. PLAUD NOTEは月額料金なしでも使えますか?

A. 無料のStarterプランでは月300分を目安に文字起こしを利用できます。月5時間程度までなら無料枠で足りる可能性がありますが、会議が多い人は有料プランが必要になるでしょう。料金や利用条件は変更される場合があるため、契約前にPLAUD公式サイトで最新情報を確認してください。

Q3. PLAUD NOTEで電話も録音できますか?

A. PLAUD NOTEは対面録音に加えて通話録音にも対応しています。スマートフォンへ装着してVPUで振動を捉える仕組みを利用します。利用する端末や通話方法によって使い勝手が変わる場合があるため、重要な通話の前に試し録音をしてください。

Q4. PLAUD NOTEとProならどちらがおすすめですか?

A. 価格を抑えたいなら通常のPLAUD NOTEで十分候補になります。仕事で頻繁に使う人、広い会議室で録音する人、バッテリー時間や本体ディスプレイを重視する人にはPLAUD NOTE Proがおすすめです。私なら長く仕事で使う前提ならProを選びます。

Q5. PLAUD NOTEだけで議事録は完成しますか?

A. 文字起こしやAI要約によって議事録の下書きを作ることはできますが、完全に確認不要になるわけではありません。名前、数字、日時、契約条件、担当者など重要な部分は元音声と確認してください。正式な記録として使う場合は、人が最終確認する運用がおすすめです。

まとめ|価格だけで選ばない

PLAUD NOTEは、録音した音声を残すだけのボイスレコーダーではありません。録音後に文字起こしを作り、AI要約で要点を確認し、さらにAsk Plaudへ質問できることが大きな魅力です。

特に、会議後に長い録音を聞き返して議事録を作っている人なら、仕事の流れを大きく変えられる可能性があります。

  • PLAUD NOTEは最大約30時間録音できる
  • 112言語の文字起こしと話者ラベルに対応
  • 用途に合わせてAI要約を作成できる
  • Ask Plaudで録音内容について質問できる
  • 無料枠は月300分が目安
  • リアルタイム文字起こしを目的とした機器ではない
  • 仕事で頻繁に使うならPLAUD NOTE Proも候補

一方、本体を買っただけですべての文字起こしを無制限に使えるわけではありません。また、AIの文字起こしや要約には誤りが入る可能性があります。

だからこそ、本体価格だけで決めず、自分が月に何時間録音するのか、会議後に何をしたいのかまで考えて選ぶことが大切です。

月に数回だけ会議を録音するなら、まず無料枠から始めればよいでしょう。毎週何度も会議があり、議事録作成へ時間を取られているならProプランまで含めて検討する価値があります。

そして通常のPLAUD NOTEとProで迷っているなら、価格差だけでなく、ディスプレイ、収音距離、バッテリー時間まで比較してください。私は仕事で継続して使うならProをおすすめします。

あなたが欲しいのは、録音ファイルそのものでしょうか。それとも、会議が終わったあとに必要な情報をすぐ取り出せる環境でしょうか。後者なら、PLAUD NOTEのAI機能はかなり相性がよいと思いますよ。

PLAUD NOTE・PLAUD NOTE Proの最新価格を公式サイトで確認する

-使い方・製品解説