ボイスレコーダーとICレコーダーの違いは?今選ぶならどっちが便利?
こんにちは、AIボイスレコーダーナビのりょうせんです。
録音機器を探していると、「ボイスレコーダー」と「ICレコーダー」という2つの名前をよく見かけますよね。
見た目や機能が似ているため、「呼び方が違うだけなのか」「性能に大きな差があるのか」「自分はどちらを買えばいいのか」と迷う方も多いかなと思います。

先に結論を言うと、現在販売されている録音専用機に限れば、ボイスレコーダーとICレコーダーはほぼ同じ意味で使われています。
ただし、言葉が指す範囲には違いがあります。
ボイスレコーダーは音声を録音する機器や機能全体を指す広い言葉で、ICレコーダーは、その中でも内蔵メモリなどへデジタル録音する専用機を指す言葉です。
さらに現在は、録音だけを行う従来型のICレコーダーに加えて、音声を自動で文字に起こし、要約や議事録まで作成できるAIボイスレコーダーも登場しています。
この記事では、両者の名称や仕組みの違いだけでなく、スマートフォン録音との比較や、会議・講義・取材などの用途に合う選び方まで、初めての方にもわかりやすく整理していきます。
この記事のポイント
- ボイスレコーダーとICレコーダーの定義の違い
- 録音機やボイスメモなど別名の使い分け
- スマホ録音と専用レコーダーのメリット・弱点
- AI文字起こしを含めた現在の選び方
ボイスレコーダーとICレコーダーの違い
ボイスレコーダーとICレコーダーの違いを理解するには、製品の見た目や価格ではなく、それぞれの言葉がどこまでの範囲を指しているかを整理することが大切です。
大まかに言えば、ボイスレコーダーという大きな分類の中に、ICレコーダーが含まれています。

| 比較項目 | ボイスレコーダー | ICレコーダー |
|---|---|---|
| 基本的な意味 | 音声を録音する機器や機能の総称 | メモリへデジタル録音する専用機 |
| 対象となるもの | 専用機、スマホアプリ、テープ式録音機など | フラッシュメモリやSDカードを使う機器 |
| 現在の使われ方 | 録音製品を広く表す名称 | 録音専用の小型デジタル機器を表す名称 |
| 主な利用場面 | 音声メモ、会議、通話、AI文字起こしなど | 会議、講義、取材、語学学習、証拠保全など |
ボイスレコーダーは録音機器の総称
ボイスレコーダーとは、英語の「Voice Recorder」をそのまま日本語として使った呼び方です。
直訳すると「声を記録するもの」ですが、実際には人の声だけでなく、会議、講義、楽器演奏、環境音などを録音する機器や機能を広く指します。
そのため、ボイスレコーダーに含まれるものは、現在販売されている小型のデジタル録音機だけではありません。
以前使われていたカセットテープ式の録音機、マイクロカセットレコーダー、MDレコーダー、パソコンの録音ソフト、スマートフォンの録音アプリなども、広い意味ではすべてボイスレコーダーです。
つまり、ボイスレコーダーは録音方式や保存媒体を表す名前ではなく、「音声を記録する」という目的や機能を表す名前なんですね。
現在は、録音した音声をAIで文字起こしするNottaや、録音から要約まで行うAI専用デバイスも登場しています。
これらも従来型の録音機とは仕組みが異なりますが、音声を記録する機器という意味ではボイスレコーダーの一種です。
ボイスレコーダーという言葉のポイント
専用の録音機だけを指すとは限りません。スマホのボイスメモや録音アプリ、AI文字起こし対応機器なども含めて使われる、かなり広い呼び方です。
ボイスレコーダーの基本的な用途や選び方から確認したい方は、ボイスレコーダーとは何かを初心者向けに解説した記事も参考にしてください。
ICレコーダーはデジタル専用機
ICレコーダーは、音声をデジタルデータへ変換し、内蔵メモリやSDカードなどに保存する録音専用機です。
名称に含まれる「IC」は、Integrated Circuitの略で、日本語では集積回路を意味します。
複数の電子部品を小さなチップへまとめたものが集積回路であり、その技術を利用して音声データを記録することから、ICレコーダーと呼ばれるようになりました。
カセットテープ式の録音機では、テープを回転させるためのモーターや駆動部分が必要でした。
一方、ICレコーダーは物理的にテープを動かす必要がないため、本体を小型・軽量化しやすく、録音中の機械音や部品の摩耗も抑えられます。
また、録音した音声をファイルとして管理できることも大きな特徴です。
録音日やフォルダごとに分けたり、必要なデータだけをパソコンへ移したり、再生速度を変えたりと、アナログ録音機よりも柔軟に扱えます。
現在のICレコーダーには、次のような機能が搭載されていることがあります。
- 周囲の雑音を抑えるノイズ低減
- 前方の音を拾いやすくする指向性録音
- 音を検知して録音を始める自動録音
- 再生速度を変える早聞き・遅聞き
- 録音データを探しやすくするフォルダ管理
- パソコンへ直接接続できるUSB端子
従来型のICレコーダーは、録音した音声を正確に残すことに重点を置いています。
一方で、録音内容を自動的に文字へ変換したり、要点をまとめたりする機能は、製品によって対応状況が異なります。
◆りょうせんのワンポイントアドバイス
家電量販店や通販サイトで「ICレコーダー」と表示されている製品の多くは、録音に特化した専用機です。文字起こしまで自動化したい場合は、録音性能だけでなく、AI機能や対応アプリの有無も確認しておきましょう。
現代ではほぼ同じ意味で使われる
言葉の定義では、ボイスレコーダーのほうが広く、ICレコーダーのほうが限定的です。
しかし、現在の売り場や製品比較では、両者がほぼ同じ意味で使われることも珍しくありません。
その理由は、一般向けに販売されている録音専用機のほとんどが、すでにデジタル方式になっているからです。
テープ式やディスク式の録音機を新しく購入するケースは少なく、録音専用機を探すと、実質的にはICレコーダーが候補になります。
メーカーや販売店によっては、同じような製品を「ボイスレコーダー」「ICレコーダー」「デジタルボイスレコーダー」など、異なるカテゴリー名で掲載していることもあります。
そのため、購入時に名称だけを見て、性能が大きく異なると考える必要はありません。
製品名よりも、マイク性能、録音形式、連続録音時間、保存容量、文字起こし機能の有無を見ることが重要です。
迷ったときの考え方
録音専用の小型機器を探しているなら、「ボイスレコーダー」と「ICレコーダー」のどちらで検索しても、似た製品が見つかります。呼び方ではなく、用途に必要な機能を比較しましょう。
ただし、スマートフォンの録音アプリまで含めて話す場合は、「ボイスレコーダー」という言葉のほうが自然です。
反対に、録音専用のハードウェアであることを明確にしたい場合は、「ICレコーダー」という表現が使われやすいです。
ボイスレコーダーの別名と呼び方
音声を録音する製品には、ボイスレコーダーやICレコーダー以外にも、録音機、ボイスメモ、ハンディレコーダーなど、さまざまな別名があります。
呼び方によって想定される用途や機能が少しずつ違うため、製品を探すときは言葉の意味を知っておくと選択肢を広げられます。
録音機やボイスメモとの違い
ボイスレコーダーの最もわかりやすい別名は「録音機」です。
録音機は、音を記録する機器全般を表す日本語であり、アナログ式とデジタル式の両方を含みます。
会話を録る小型機器だけでなく、音楽制作に使う大型機器や、スタジオ用の録音設備を指す場合もあります。
「レコーダー」という言葉も同じように使われますが、レコーダーだけでは、音声用なのか映像用なのかが明確ではありません。
テレビ番組を保存する機器もレコーダーと呼ばれるため、音声用であることを示す場合は、ボイスレコーダーやオーディオレコーダーと表現します。
一方、「ボイスメモ」は、長時間の会議や取材よりも、短い音声を備忘録として残す用途をイメージさせる呼び方です。
スマートフォンには、ボイスメモや音声レコーダーといった名称のアプリが標準搭載されていることがあります。
AppleのiPhoneにもボイスメモアプリがあり、録音の一時停止や再開、対応環境での文字起こしなどを利用できます。
| 呼び方 | 主に表すもの | 想定される用途 |
|---|---|---|
| ボイスレコーダー | 音声録音機器や録音機能の総称 | 会議、取材、メモ、通話、講義 |
| ICレコーダー | メモリへ録音するデジタル専用機 | 会議、講義、語学学習、証拠保全 |
| 録音機 | 音を記録する機器全般 | 日常記録から音楽制作まで |
| ボイスメモ | 短い音声メモや録音アプリ | アイデア、備忘録、簡単な打ち合わせ |
| ハンディレコーダー | 高音質録音向けの携帯型機器 | 楽器、動画撮影、環境音、ライブ |
| フィールドレコーダー | 屋外や制作現場向けの録音機器 | 映像制作、取材、自然音、放送 |
音楽や動画制作に使う製品を探している場合は、「ボイスレコーダー」だけで検索すると、会議用の製品が多く表示されることがあります。
高音質な音楽録音が目的なら、「リニアPCMレコーダー」や「ハンディレコーダー」という言葉でも探すと、自分の目的に近い製品を見つけやすくなります。
英語ではデジタルボイスレコーダー
日本ではICレコーダーという名称が広く定着していますが、海外で録音専用機を探す場合は、「Digital Voice Recorder」という表現が一般的です。
ソニーの海外向け公式サポートでも、ICDシリーズなどの録音専用機は「Digital Voice Recorders」として分類されています(出典:ソニー公式「Digital Voice Recorders」)。
「IC」はIntegrated Circuitを意味する一般的な技術用語ですが、「IC Recorder」という製品分類は、英語圏では日本ほど一般的ではありません。
海外通販や英語の製品情報を調べる場合は、次のような言葉を使い分けると探しやすいですよ。
英語での主な検索表現
Digital Voice Recorder:会議や講義向けのデジタル録音専用機
Voice Recorder:録音アプリを含む広い意味の録音機能
Handheld Recorder:音楽や動画制作向けの携帯型録音機
Field Recorder:映像制作や屋外収録向けの録音機
Voice Memo:短い音声メモやスマホの録音機能
また、口述した内容を録音して、後から文章にするための業務用機器は「Dictation Recorder」と呼ばれる場合があります。
医療、法律、取材など、話した内容を文章化する仕事では、単なる録音よりも口述記録という目的が強いためです。
現在のAIボイスレコーダーは、かつて人が行っていた口述録音後の文字起こしを、AIが自動化する方向へ進化した製品とも言えます。

スマホ録音と専用レコーダーを比較
ボイスレコーダーとICレコーダーの違いを調べている方の中には、「そもそもスマートフォンで録音すれば十分ではないか」と感じている方もいると思います。
短い音声メモならスマホで十分なケースもありますが、重要な会議や長時間録音では、専用機のほうが安心できる場合があります。
スマホ録音の手軽さと弱点
スマートフォン録音の最大のメリットは、追加の機器を持ち歩かなくても、思い立った瞬間に録音できることです。
標準の録音アプリを使えば追加費用がかからず、録音したデータをメールやメッセージアプリで共有したり、クラウドへ保存したりできます。
自分のアイデアを残す、買い物のメモを吹き込む、数分程度の打ち合わせを記録するといった用途なら、スマホ録音で困らないことも多いです。
近年はスマートフォン側の機能も進化しており、対応する機種や言語では文字起こしや検索を利用できる場合があります。
ただし、スマートフォンは録音専用に設計された機器ではありません。
録音中も着信、通知、通信、アプリの処理など、さまざまな機能が同時に動いています。
例えばiPhoneのボイスメモは、録音中に別のアプリを利用できますが、そのアプリで音声の再生が始まると録音が停止すると案内されています(出典:Appleサポート「iPhoneのボイスメモで録音する」)。
使い方や端末の設定によって状況は異なりますが、重要な録音では、録音が中断される可能性まで考えておく必要があります。
スマホ録音で注意したい点
録音中の着信やアプリ操作による影響、バッテリー消費、保存容量の不足、端末の発熱などが考えられます。
重要な会議では、事前に通知を切り、空き容量と充電状態を確認し、短いテスト録音を行っておくと安心です。
また、スマートフォンのマイクは、通話や動画撮影など複数の用途を想定して設計されています。
目の前の人の声は録れても、広い会議室の端にいる人や、離れた位置にいる講師の声は小さくなりやすいです。
机の上に置いたときの振動音や、エアコンの音、紙を動かす音などが入り、聞き返しにくくなることもあります。
さらに、録音中はスマートフォンを自由に使いにくくなります。
資料を表示したい、電話をかけたい、地図を確認したいといった場面で、録音との両立に不便を感じるかもしれません。
専用ICレコーダーの強み
専用ICレコーダーの強みは、音声を安定して記録するという一つの目的に、本体の設計が最適化されていることです。
スマートフォンの着信やアプリ通知に左右されにくく、録音を始めた後は、そのまま長時間動かしやすいのがメリットです。
物理的な録音ボタンがある製品なら、画面のロックを解除してアプリを探す必要がありません。
急な会話でも、ポケットから取り出して録音ボタンを押すだけで記録を始められます。
製品によっては、ボタンをスライドするだけで録音が始まるため、暗い会場や手元を見られない状況でも操作しやすいです。
マイクについても、会議向け、インタビュー向け、音楽向けなど、利用目的に合わせた設計が採用されています。
複数のマイクを使って左右の音を捉えたり、前方の音を強調したり、低い周波数の雑音を抑えたりできる製品があります。
乾電池に対応する機種なら、外出先で電池が切れても交換して録音を続けられます。
内蔵充電池式でも、録音専用の省電力設計によって、スマートフォンより長時間使える製品が少なくありません。
| 比較項目 | スマートフォン | 専用ICレコーダー |
|---|---|---|
| 持ち運び | 普段から携帯している | 別に持ち歩く必要がある |
| 録音開始 | アプリの起動が必要 | 物理ボタンですぐ始めやすい |
| 通知や着信 | 録音への影響に注意が必要 | 影響を受けにくい |
| マイク | 通話や動画などを含む汎用設計 | 会議や取材に合わせた製品がある |
| バッテリー | 端末の他機能と共用 | 録音専用として管理できる |
| 共有のしやすさ | アプリやクラウドで共有しやすい | パソコンへの転送が必要な場合がある |
| 文字起こし | 端末やアプリによって対応 | 従来型は非対応、AI型は対応 |

ただし、専用ICレコーダーにも弱点はあります。
録音したデータを共有するために、USBケーブルやパソコンが必要になる製品もあります。
液晶画面が小さい機種では、ファイル名やフォルダを本体だけで管理しにくいこともあります。
また、従来型の製品では、録音後に人が音声を聞き返し、必要な箇所を探さなければなりません。
「きれいに録音すること」と「記録を仕事に活用すること」は別なんですね。
用途別に選ぶ録音機器のポイント
ボイスレコーダーとICレコーダーの名称の違いがわかっても、最終的に大切なのは、自分の用途に合う製品を選ぶことです。
録音する場所、人数、時間、録音後に行う作業を具体的に考えると、必要な機能が見えてきます。

会議や講義は録音の安定性で選ぶ
会議や講義を録音する場合は、音質の数字だけでなく、長時間の録音を安定して続けられるかを確認しましょう。
1時間を超える会議では、バッテリー残量や保存容量の不足が録音失敗につながります。
毎週のように利用するなら、充電を忘れにくいことや、録音状態を画面やランプで確認できることも重要です。
複数人が参加する会議では、一方向だけを狙うマイクよりも、テーブル周辺の声を広く拾える製品が使いやすいです。
反対に、教室の後方から講師の声を録る場合は、前方の音を捉えやすい指向性マイクやズーム録音が役立ちます。
レコーダーを置く位置も重要
高性能なレコーダーを購入しても、置き方が悪いと音声は聞き取りにくくなります。
会議では、参加者の中央に近い位置へ置き、資料やノートでマイクをふさがないようにしましょう。
机へ直接置くと、手や筆記具が当たった振動が大きな音として記録される場合があります。
小さなスタンドや柔らかい布の上に置くと、机から伝わる振動を抑えやすくなります。
講義では、レコーダーと講師の間に人や荷物が多いと、声が遮られます。
できるだけ前方に座り、マイクを講師の方向へ向けてください。
録音後の使い方まで考える
講義を復習する目的なら、再生速度を変えられる機能や、聞きたい箇所へ戻りやすい機能が便利です。
会議の議事録を作る目的なら、録音後に音声を何度も聞き直す時間も考えなければなりません。
1時間の会議を録音できても、その後の文字起こしや要点整理に2時間かかるなら、記録業務の負担はあまり減りませんよね。
会議の回数が多い方は、最初からAI文字起こしや要約に対応した製品を選ぶ価値があります。
◆りょうせんのワンポイントアドバイス
会議用のレコーダーを選ぶときは、「何時間録れるか」だけでなく、「録った後に何をするか」まで考えてください。議事録を毎回作るなら、録音性能より文字起こしや検索のしやすさが重要になることもあります。
取材や証拠録音は集音性能で選ぶ
取材やインタビューでは、相手の発言をできるだけ正確に残す必要があります。
録音内容を記事や原稿へ使う場合、声が聞き取れない部分があると、発言の意味を誤って解釈するおそれがあります。
一対一のインタビューでは、レコーダーを相手の近くに置き、マイクを話者へ向けるのが基本です。
広いテーブルの端や、自分のバッグの中に入れたまま録音すると、相手の声が遠くなり、衣服や荷物の音が入りやすくなります。
カフェや展示会場など周囲が騒がしい場所では、レコーダーの価格だけで録音品質が決まるわけではありません。
空調設備、BGM、食器の音、人の話し声から離れ、できるだけ相手との距離を縮めることが大切です。
電話録音は対応方法を確認する
電話や通話アプリの音声を記録したい場合は、通常の会議録音とは異なる仕組みが必要です。
スマートフォンのOSやアプリによっては、内部音声の録音が制限されることがあります。
通話録音を重視するなら、スマートフォンの背面へ装着して振動を拾うタイプや、通話録音用マイクへ対応する機種を検討しましょう。
購入前には、通常の電話回線だけでなく、自分が利用する通話アプリやスマートフォンの機種に対応しているかを確認してください。
無断録音やデータ管理には注意する
録音は、相手との信頼関係や個人情報にも関わります。
取材、会議、講義などでは、可能であれば「内容を正確に残すために録音してもよいですか」と事前に確認しておくと安心です。
録音自体の扱いは、場所、目的、相手との関係、録音後の利用方法などによって判断が変わる可能性があります。
録音した音声を第三者へ公開したり、社外へ共有したりする場合は、プライバシー、著作権、守秘義務、社内規程などにも注意が必要です。
通話内容から特定の個人を識別できる場合、その録音記録は個人情報に該当すると個人情報保護委員会も案内しています(出典:個人情報保護委員会「顧客との電話の通話内容は個人情報に該当しますか」)。
法律や重要な証拠に関わる録音について
録音の可否や証拠としての扱いは、個別の状況によって異なります。本記事だけで法律上の判断を行わず、正確な情報は関係機関の公式サイトをご確認ください。
契約、労務、訴訟、ハラスメントなど重要な問題に関わる場合は、最終的な判断は弁護士などの専門家にご相談ください。
重要な録音では、1台だけに頼らず、事前にテスト録音を行うことも大切です。
絶対に録り直せない取材では、専用レコーダーとスマートフォンを併用し、バックアップを残す方法も検討できます。
今選ぶならAIボイスレコーダーも検討
従来型のICレコーダーは、音声を安定して残す道具として今でも便利です。
一方、会議、取材、講義などで録音後の文字起こしまで行う方には、AIボイスレコーダーという選択肢があります。
録音機器を選ぶ基準は、音をきれいに録れるかだけでなく、録音した情報をどれだけ早く仕事や学習へ活かせるかへ変わりつつあります。

NottaやPLAUD NOTEも比較
AIボイスレコーダーは、録音した音声をクラウドや専用アプリへ転送し、AIを使って文字起こしや要約を行う製品です。
従来型ICレコーダーでは、録音後に音声を再生し、人が文章へまとめる必要がありました。
AI対応機なら、音声を文章として表示し、キーワード検索や発言箇所の確認、要点整理を行いやすくなります。
Nottaでは、録音や音声ファイルの文字起こしに加えて、AI要約、会議メモ、話者識別、翻訳などの機能が提供されています(出典:Notta公式ヘルプセンター「Nottaプラン別機能一覧」)。
ただし、AIによる文字起こしや要約は万能ではありません。
周囲の雑音が大きい、複数人が同時に話す、マイクから離れている、固有名詞や専門用語が多いといった場合は、誤変換が発生することがあります。
AI要約についても、発言の意図や決定事項を完全に理解できるとは限りません。
金額、日時、契約条件、担当者名など、間違いが許されない情報は、必ず元の音声と照らし合わせて確認しましょう。
| 選択肢 | 得意なこと | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| スマホ録音 | 手軽な録音と共有 | 短いメモを残したい人 | 通知、電池、集音範囲に注意 |
| 従来型ICレコーダー | 安定した長時間録音 | 音声を確実に残したい人 | 文字起こしは別作業になりやすい |
| AIボイスレコーダー | 録音、文字起こし、要約 | 議事録作成を効率化したい人 | 料金、通信、精度、データ管理を確認 |
| AI文字起こしサービス | スマホやPCで音声を文章化 | 専用機を増やしたくない人 | 録音環境は端末性能に左右される |
Notta Memoが向いているケース
Notta Memoは、カード型の本体で音声を録音し、Nottaの文字起こしや要約機能と組み合わせて使うAIボイスレコーダーです。
対面会議だけでなく、スマートフォンへ装着して通話を録音したい方や、録音開始を物理操作で行いたい方にとって比較候補になります。
録音した内容をNotta上で整理できるため、会議、インタビュー、商談など、録音後に文章を作る用途と相性がよいです。
Notta Memoの本体機能や向いている人を詳しく確認したい方は、Notta MemoのAI文字起こし性能と選び方を解説した記事をご覧ください。
PLAUD NOTEが向いているケース
PLAUD NOTEも、スマートフォンと組み合わせて使えるカード型のAIボイスレコーダーです。
録音後の文字起こしだけでなく、内容に応じた要約や情報整理を重視する方の比較候補になります。
会議、通話、アイデアメモなど、さまざまな音声を一つのアプリで管理したい方に向いています。
ただし、AI文字起こしに利用できる時間、料金プラン、要約機能、対応言語などは変更される可能性があります。
導入前には、無料で使える範囲と、自分の月間録音時間を照らし合わせてください。
Notta MemoとPLAUD NOTEの違いをまとめて確認したい方は、Notta MemoとPLAUD NOTEを会議用途で比較した記事が参考になります。
専用機を買わずNottaを使う方法
AI文字起こしを使うために、必ず専用のAIボイスレコーダーを購入しなければならないわけではありません。
スマートフォンやパソコンで録音した音声を、Nottaのような文字起こしサービスへ取り込み、文章化する方法もあります。
オンライン会議が中心で、対面会議や通話録音が少ない方なら、最初はアプリやWebサービスから試したほうが費用を抑えやすいかもしれません。
一方、対面会議が多い、録音開始を簡単にしたい、スマートフォンの電池を消費したくないという方は、専用のAIレコーダーを組み合わせるメリットがあります。
現在の選び方をシンプルに整理すると
短い音声メモならスマホ、確実な長時間録音なら従来型ICレコーダー、文字起こしや議事録作成まで効率化したいならAIボイスレコーダーが候補です。
AI対応製品をまとめて比較したい方は、Notta Memo・PLAUD NOTE・ZENCHORD1の比較記事もあわせて確認してみてください。
なお、AIボイスレコーダーの価格、無料枠、月額料金、対応言語、保存方法、セキュリティ機能は、提供会社の判断によって変更される可能性があります。
正確な情報は各製品やサービスの公式サイトをご確認ください。
ボイスレコーダーとICレコーダーに関するよくある質問(FAQ)
Q1. ボイスレコーダーとICレコーダーは同じものですか?
A. 現在販売されている録音専用機に限れば、ほぼ同じ意味で使われています。ただし、厳密にはボイスレコーダーが音声録音機器や機能全体を表す総称で、ICレコーダーは内蔵メモリなどへデジタル録音する専用機を指します。スマホの録音アプリはボイスレコーダーには含まれますが、通常はICレコーダーとは呼びません。
Q2. 会議の録音はスマホだけでも十分ですか?
A. 少人数の短い会議や個人的なメモであれば、スマホだけでも十分な場合があります。ただし、長時間の重要な会議では、通知や着信、バッテリー、保存容量、マイクとの距離などに注意が必要です。録音の失敗を避けたい場合は、専用ICレコーダーやAIボイスレコーダーを使うと安心しやすいですよ。
Q3. 普通のICレコーダーでも自動文字起こしできますか?
A. 従来型のICレコーダーは録音が中心で、本体だけでは自動文字起こしに対応していない製品が多いです。ただし、録音ファイルをパソコンやスマホへ移し、Nottaなどの文字起こしサービスへ読み込ませる方法があります。購入前に、録音形式が利用したいサービスへ対応しているか確認してください。
Q4. 相手に伝えずに会話を録音してもよいですか?
A. 録音の扱いは、場所、目的、相手との関係、録音後の公開や共有方法などによって判断が変わる可能性があります。会議や取材では、できる限り事前に録音することを伝えるのが安心です。法律、契約、労務問題などに関わる場合は、本記事だけで判断せず、最終的な判断は弁護士などの専門家にご相談ください。
Q5. 今から買うならICレコーダーとAI対応機のどちらがおすすめですか?
A. 音声を確実に残し、自分で聞き返す使い方なら、従来型ICレコーダーがシンプルで使いやすいです。会議や取材の文字起こし、要約、議事録作成まで効率化したいなら、Notta MemoやPLAUD NOTEなどのAI対応機が候補になります。月間の録音時間、料金、保存方法、セキュリティを比較して選びましょう。
まとめ
- ボイスレコーダーは音声録音機器や機能を表す広い名称
- ICレコーダーはメモリへデジタル録音する専用機
- 現在の録音専用機では両者がほぼ同じ意味で使われる
- 短いメモならスマホ、確実な録音なら専用機が便利
- 文字起こしや議事録まで必要ならAI対応機も比較する
ボイスレコーダーとICレコーダーの言葉の違いだけを見れば、現在はそれほど神経質に分ける必要はありません。
本当に考えたいのは、あなたが音声をどのように残し、録音後にどう活用したいかです。
録音した音声を自分で聞き返すだけなのか、文章として検索したいのか、会議の要点や次の作業まで整理したいのか。
この違いによって、選ぶべき製品は変わります。
「録れる機器」ではなく、「記録を活かせる機器」を選ぶことが、これからのボイスレコーダー選びでは大切かなと思います。
あなたの仕事や学習で一番減らしたい手間を考えながら、スマホ、従来型ICレコーダー、AIボイスレコーダーの中から、自分に合う方法を選んでみてください。