こんにちは、AIボイスレコーダーナビのりょうせんです。
Notta MemoとPLAUD NOTEを見比べていると、「どちらも薄いカード型だし、結局は同じような製品では?」「日本語の文字起こしはどちらが使いやすい?」「本体を買ったあとも毎月お金がかかるの?」と迷いますよね。
私はNotta MemoとPLAUD NOTEを実際に会議で使っています。先に結論を言うと、会議中から文字を確認し、Nottaの文字起こしや共有機能まで一続きで使いたいならNotta Memo、録音後の要約形式やAsk Plaudを活用して会議内容を掘り下げたいならPLAUD NOTEが選びやすいです。
どちらも録音、文字起こし、話者識別、AI要約まで進められるので、製品紹介だけを見ると違いが分かりにくいかもしれません。しかし、実際に使うと差が出るのは録音後です。本体価格だけで決めるより、月に何時間使うのか、会議後に何をしたいのか、スマートフォンやWebでどう扱いたいのかまで比べた方が後悔しにくいですよ。
この記事のポイント
- Notta MemoとPLAUD NOTEの機能や本体価格の違い
- 日本語文字起こしや話者識別を使った実際の印象
- 無料枠と有料プランを含めた継続費用の考え方
- 会議や商談、学習に合うAIボイスレコーダーの選び方
結論|会議用途は使い方で決まる
最初に、会議用途で迷っている人向けに選び方をまとめます。Notta MemoとPLAUD NOTEは、どちらか一方がすべての項目で上という関係ではありません。会議中の使い方と、会議後の仕事の進め方が違うためです。
| 重視すること | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 会議中に文字を確認したい | Notta Memo | Nottaのリアルタイム文字起こしと組み合わせやすい |
| 日本語会議を中心に使う | Notta Memo | 私が使った範囲では文章を追いやすく、単語登録も使える |
| 会議後の要約を使い分けたい | PLAUD NOTE | 会議や商談など用途別の要約を作りやすい |
| 録音内容へAIで質問したい | どちらも候補 | Notta BrainとAsk Plaudをそれぞれ利用できる |
| 月5時間ほど使いたい | どちらも候補 | Notta MemoはNottaハードウェアプランで月600分、PLAUD NOTEはStarterで月300分の文字起こし枠がある |
| 対応言語数を重視したい | PLAUD NOTE | PLAUDは112言語、Nottaは58言語を案内している |
Notta Memoが合う人
Notta Memoが合いやすいのは、録音した会話をNottaへ集めて、その後の文字起こし、AI要約、検索、共有まで同じ環境で使いたい人です。対面会議はNotta Memo、Web会議はNottaという形にすると、会話の記録を同じサービス側で扱いやすくなります。
私が会議で使った範囲では、日本語の文字起こしは実務で内容を確認できる水準でした。ビジネス用語もかなり拾ってくれますし、会社特有の呼び方や専門的な単語は単語登録で補えます。正式な議事録としてそのまま提出するのではなく、AIで下書きを作って人が確認する使い方なら、録音を最初から聞き直す時間をかなり減らせました。
また、Nottaの良さは文字になった後です。会議の概要だけでなく、誰が何をするのか、いつまでに対応するのかといった内容までAI要約から追えます。会議が終わってからノートを開き、「結局、私の担当は何だった?」と探すことが多い人には便利かなと思います。

Notta MemoのAI要約で担当者別の対応事項を確認した画面
Nottaそのものの認識精度や、誤変換を減らす考え方を詳しく知りたい人は、Nottaの文字起こし精度を検証した記事も参考にしてください。
PLAUD NOTEが合う人
PLAUD NOTEが合いやすいのは、録音後にAIへ仕事を渡したい人です。文字起こしを読むだけではなく、会議、商談、講義、電話などに合わせて要約の形を変え、さらにAsk Plaudへ質問しながら必要な情報を探せます。
私がPLAUD NOTEを使っていて便利だと感じるのは、録音中に気になった部分をハイライトできることです。会議の途中で「ここはあとで確認したい」と思った瞬間に印を残しておくと、長い音声の中から大事なところへ戻りやすくなります。メモや写真を追加しておけば、そのとき自分が何を気にしていたかも残せます。

PLAUD NOTEで録音中の重要箇所へハイライトを付ける画面
さらにAsk Plaudへ「今回決まった内容は?」「未解決の課題は?」「担当者ごとにやることをまとめて」と質問できます。会議後に全文を上から読み直すより、知りたい内容から入れるのがPLAUD NOTEの面白さです。PLAUD NOTEの機能を先に詳しく確認したい場合は、PLAUD NOTEは何がすごいのかを解説した記事もあわせて読んでみてください。
◆りょうせんのワンポイントアドバイス
私は「本体のスペックが少し上だから」という理由だけで選ばない方がいいと思っています。半年後に録音ファイルが何十件、何百件と増えたとき、どちらのアプリで検索し、要約し、振り返りたいかを考えると選びやすいですよ。AIボイスレコーダーは録音機というより、会話をためて使い直す道具になってきています。
本体と料金を比較
Notta MemoとPLAUD NOTEは見た目が近く、どちらもスマートフォンと一緒に持ち歩きやすいカード型です。ただし、本体価格、保存容量、対応言語、AIサービスの料金には違いがあります。購入時だけでなく、1年使う前提で考えてみましょう。
| 比較項目 | Notta Memo | PLAUD NOTE |
|---|---|---|
| 本体価格の目安 | 23,500円 | 27,500円 |
| 重量 | 約28g | 約30g |
| 厚さ | 約3.5mm | 約2.99mm |
| ストレージ | 32GB | 64GB |
| マイク | MEMS×4+骨伝導×1 | MEMS×2+VPU×1 |
| 録音距離の目安 | 約3m以内 | 最大約3m |
| 連続録音 | 最大約30時間 | 最大約30時間 |
| 対面録音 | 対応 | 対応 |
| 通話録音 | 対応 | 対応 |
| 文字起こし言語 | 58言語 | 112言語 |
| AI質問機能 | Notta Brain | Ask Plaud |
| 端末利用時の無料枠 | 月600分 | 月300分 |
価格や仕様、キャンペーン、プラン内容は変更されることがあります。ここでの金額や時間は2026年9月22日時点で確認できる一般的な目安として、購入前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
本体価格と携帯性
標準的なNotta Memoは23,500円、PLAUD NOTEは27,500円が目安です。単純な本体価格だけならNotta Memoの方が数千円低くなります。ただ、PLAUD NOTEは64GB、Notta Memoは32GBなので、容量だけを見ればPLAUD NOTEに余裕があります。
とはいえ、日常の持ち歩きでは数字ほど大きな差を感じません。Notta Memoは約28g、PLAUD NOTEは約30gで、どちらも財布に近い感覚で持てます。厚さも数mmなので、会議のたびに大きなICレコーダーを持ち出す感覚はありません。

Notta Memoと100円硬貨を並べた本体サイズの比較

PLAUD NOTEと100円硬貨を並べた本体サイズの比較
会議室へ持っていくこと自体が面倒だと、便利な機能があっても使わなくなります。その点では、どちらも「毎日持っていても苦になりにくい」というカード型の良さがあります。
無料枠と有料プラン
AIボイスレコーダーで見落としやすいのが、本体を買った後の文字起こし料金です。Notta MemoもPLAUD NOTEも、本体を購入したからといってAI文字起こしが永久に無制限になるわけではありません。
Notta Memoは対象のワークスペースへ端末を接続すると、無料の「Nottaハードウェアプラン」が付与され、月600分の文字起こしを使えます。より長く使う場合、個人向けプレミアムは月1,800分で、年払いは月額換算1,185円、月払いは1,980円が目安です。
PLAUD NOTEもStarterで月300分を利用できます。Proは月1,200分で、年払い16,800円、月払いは3,000円が案内されています。さらに文字起こし時間を多く使う人向けにはUnlimitedもあります。
「月額なしで使える」と「AI文字起こしを無制限に使える」は別です。録音自体は続けられても、AI処理には月ごとの時間枠があります。会議が多い人は、本体価格より先に1か月の録音時間を計算しておくと失敗しにくいですよ。
月間利用時間で費用が変わる
Nottaハードウェアプランの月600分は10時間、PLAUD NOTEのStarterに付属する月300分は5時間です。60分の定例会議が週1回なら、4週間で約240分なのでどちらも付属枠へ収まりやすい計算になります。一方、週2回なら約480分です。この場合、Notta Memoは月600分の範囲に収まりますが、PLAUD NOTEでは月300分を超えるため、有料プランを検討する目安になります。
| 使い方 | 月間の目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 60分会議を月2回 | 約120分 | どちらも付属枠で余裕がある |
| 60分会議を週1回 | 約240分 | どちらも付属枠に収まりやすい |
| 60分会議を週2回 | 約480分 | Notta Memoは月600分の範囲内、PLAUD NOTEは有料プランを検討しやすい |
| 平日に60分ずつ利用 | 約1,200分 | どちらも有料プラン前提で比べたい |
料金だけで見ると、年払いの個人向けプランではNottaの方が月あたりの文字起こし時間が多く、PLAUDはAsk Plaudや要約テンプレートを含むPlaud Intelligenceの使い方が価値になります。つまり、単純な「1分あたりの安さ」ではなく、会議後にどこまでAIを使うかまで含めて考える必要があります。
月5時間以内なら、まず付属の文字起こし枠で使い方を確かめるのがおすすめです。Notta Memoは月600分(10時間)、PLAUD NOTEは月300分(5時間)が目安なので、月5時間を超えて10時間以内で使う場合はNottaハードウェアプランの余裕が大きくなります。実際に1か月使って文字起こし時間の消費量を確認すると、自分に必要なプランが見えやすくなります。
ここまで読んでNotta Memoが合いそうだと感じた方へ
Nottaを中心に文字起こし、AI要約、Notta Brainまで使いたいなら、Notta Memoの最新価格と購入特典を確認する
のがおすすめです。
PLAUD NOTEのAI機能が気になった方へ
Ask Plaudや用途別のAI要約を重視するなら、PLAUD NOTEの最新価格とプランを確認する
と現在の条件を確認できます。
録音と文字起こしを比較
会議用として一番気になるのは、やはり「ちゃんと録れて、あとから読めるか」です。AI機能が多くても元音声が聞き取りにくければ、その後の文字起こしや要約にも影響します。ここでは会議で使ったときの感覚を中心に比べます。
会議録音の使い勝手
Notta MemoもPLAUD NOTEも、会議室の机へ置いて録音する使い方ができます。推奨される録音距離はどちらもおおむね3m程度なので、少人数から中規模の打ち合わせなら中央付近へ置くのが分かりやすいです。
ただし、端末から遠い人だけ声が小さい、空調の真下に置く、紙を頻繁に動かす場所へ置く、といった条件では録音そのものが不利になります。AI文字起こしの性能だけを気にするより、まずは参加者の声が同じくらいの大きさで録れる場所へ置いてください。
録音開始の操作はどちらも難しくありません。専用機の良さは、スマートフォンを会議資料の確認や連絡に使っていても録音を続けられることです。スマホアプリだけで録音すると、着信や別の操作が気になる場面がありますが、専用端末なら録音を任せておけます。
日本語の文字起こし
私が使った範囲では、Notta MemoもPLAUD NOTEも、日本語会議をあとから読み返すための下書きとして十分使えました。一人ずつ順番に話し、端末との距離が近い場面では、会話の流れを追える文章になります。
その中でNotta Memoは、日本語文章をそのまま読み進めやすいと感じる場面がありました。ビジネス用語もしっかり認識してくれます。もちろん、会社独自の略称、製品型番、人名、珍しい専門用語まで常に正しくなるわけではありませんが、Nottaには単語登録があるので、繰り返し登場する固有名詞を登録しておく方法があります。

Notta Web版で固有名詞や専門用語を登録する画面
PLAUD NOTEも会議内容を把握する用途では問題なく使えています。私の使い方では、PLAUDは文字起こしそのものを細かく読むというより、その後の要約やAsk Plaudへつなげることで便利さが増します。
注意したいのは、メーカーが掲げる認識率の数字だけで結論を出さないことです。録音距離、雑音、残響、話す速さ、専門用語、発言の重なりで結果は変わります。正式な議事録にするなら、金額、数量、納期、人名、否定表現など、意味が変わる部分は元音声まで確認してください。
話者識別と専門用語
複数人の会議では「誰が言ったのか」が重要です。Notta MemoもPLAUD NOTEも、発言を話者ごとに分けて表示できます。録音を最初から聞き直さなくても、発言者を手がかりに内容を追えるので便利です。

Notta Memoで複数話者の発言を分けて表示した画面

PLAUD NOTEで会議音声を話者別に表示した画面
ただ、話者識別を本人確認のように考えない方がいいです。声が似ている人がいる、同時に話す、一人だけ小声になる、席が遠いといった条件では、同じ人が別の話者へ分かれたり、違う人が同じ話者として扱われたりすることがあります。
専門用語についても考え方は同じです。AIがかなり正しく変換できる会議でも、型番や社内用語のように一般の文章では出にくい言葉は間違えることがあります。Nottaでは単語登録を使えますし、PLAUDもカスタム用語を使えるので、定期的に同じテーマを録音するなら事前に登録しておくと使いやすくなります。
◆りょうせんのワンポイントアドバイス
文字起こし精度を比べるときは「誤字が何個あったか」だけでなく、会議後にどれだけ早く内容を確認できたかも見てください。少し修正が必要でも、担当者、期限、決定事項まで数分でたどり着けるなら、仕事では十分に価値があります。
AI要約と質問機能を比較
Notta MemoとPLAUD NOTEを普通のICレコーダーと分ける部分が、録音後のAI機能です。文字起こしまでならスマートフォンでもできる場面が増えていますが、「長い会議をどう使える情報へ変えるか」で専用サービスの差が見えてきます。
Notta Brainの使い方
Nottaでは、録音した会議を文字起こしした後にAI要約を作れます。会議全体の概要、話し合った項目、対応事項などをまとめられるため、まず要約を読んでから必要な場所へ戻る使い方ができます。
私が特に便利だと感じるのは、次に誰が何をするのかを拾ってくれるところです。会議では話題が途中で変わり、結論が最後に少しだけ出ることもあります。人がメモを取ると抜けやすい内容でも、文字起こしを土台に確認できるので振り返りが楽になりました。
さらにNotta Brainを使うと、会議記録について質問できます。「この件の決定事項は?」「次回までに必要な作業は?」「以前の会議ではどう話していた?」といった確認の入口にできます。

Notta Memoの会議記録についてNotta Brainへ質問する画面
ただし、AIが返した文章だけを正式な記録として使うのはおすすめしません。AIは長い会話を短くする過程で細部を省くことがあります。契約条件、納期、金額などが関係する場合は、回答を手がかりに元の文字起こしや音声へ戻る使い方が安心です。
Ask Plaudの使い方
PLAUD NOTEではAsk Plaudがかなり便利です。録音してあるデータを土台に質問できるので、一般的なAIチャットへ会議内容を一から説明する必要がありません。会議記録の中から答えを探す感覚で使えます。
例えば、「今月の生産目標に対して問題になっている項目は?」「担当者別にやることを出して」「今回まだ決まっていない点は?」といった聞き方ができます。長い会議ほど、欲しい情報を質問から探せるありがたさを感じます。

Ask Plaudが録音した会議内容をもとに質問へ回答した画面
「録音したのに、結局あとで聞かない」という経験がある人は多いのではないでしょうか。Ask Plaudは、その壁を越えやすくしてくれます。聞き返す代わりに質問し、必要なところだけ元音声へ戻れるからです。
要約とアクション抽出
NottaもPLAUDも、会議の要点や対応事項をAIでまとめられます。ただ、使った印象は少し違います。Nottaは文字起こし、AI要約、Notta Brain、外部サービス連携まで同じ環境で進めやすく、PLAUDは用途別テンプレートとAsk Plaudを使って、録音後に見方を変えながら内容を確かめる使い方が目立ちます。

PLAUD NOTEのAI要約で担当者と期限を含む対応事項を表示した画面
会議後に欲しいものが毎回ほぼ同じならNottaでも十分便利です。一方、「役員向けには結論だけ」「実務担当者には対応事項まで」「自分は質問しながら背景も確認したい」というように見方を変えたい人は、PLAUDの要約やAsk Plaudを試す価値があります。
どちらもAIが会議へ参加して判断を代行する製品ではありません。あくまで記録した内容を読みやすくし、確認にかかる時間を減らす道具です。この距離感で使うと、とても頼りになります。
スマホ連携と保存を比較
AIボイスレコーダーは、本体だけを見ても使い勝手を判断できません。録音後にスマートフォンへどう移し、PCでどう読み、必要な相手へどう共有するかまでが一つの流れです。会議で毎週使うなら、この部分が意外と大事ですよ。
録音データの転送
Notta Memoは録音後、Nottaアプリへデータを転送して文字起こしやAI要約へ進みます。Wi-Fi転送も利用できるため、長めの録音でもアプリ側へ持っていきやすくなっています。

Notta Memoから録音データをアプリへWi-Fi転送する画面
PLAUD NOTEもBluetoothとWi-Fiを使ってアプリへ録音ファイルを移し、その後に文字起こしや要約を作ります。どちらも「録音ボタンを押した瞬間から、すべてのAI処理が本体だけで完結する」という製品ではありません。録音は端末、活用はアプリやWebという役割分担です。
そのため、会社で使うならスマートフォンへ業務アプリを入れてよいか、クラウドへ音声を送ってよいかも確認してください。個人で便利に使えることと、会社の情報管理ルールに合うことは別です。
PCやクラウド連携
NottaはWeb版があるため、PCの大きな画面で文字起こしを確認したり、Notta Brainを使ったりできます。さらにGoogleドライブ、Dropbox、Notion、Google Docsなどへつなぐ方法があり、会議記録を普段使う場所へ渡しやすいです。

Notta Web版から外部のドキュメントサービスへ同期するメニュー
会議後にWordやPDFへ出したい、Notionへ蓄積したい、Googleドライブで共有したい人は、この部分まで確認しておくといいでしょう。録音機としては同じように見えても、毎日の仕事で触るのはアプリやWebの方が長くなるからです。
PLAUDもアプリとWebで録音、文字起こし、要約、Ask Plaud、共有を行えます。最近はAutoFlowなど会話データを次の処理へつなげる機能も増えており、単に「録音ファイルを保存する場所」から、会話後の作業を進めるサービスへ変わっています。
共有しやすさ
Nottaでは文字起こしやAI要約を共有し、会議に参加したメンバーと同じ記録を見られます。私が会議用途で便利だと感じるのは、各自が別々のメモを持つのではなく、同じ音声と文字起こしを基準に確認できることです。
会議では「私はこう聞いた」「いや、そういう意味ではなかった」というズレが起きます。もちろん録音があるだけですべて解決するわけではありませんが、元の発言へ戻れる共通の記録があると確認しやすくなります。
PLAUDも共有機能を使えます。どちらを選ぶ場合でも、共有URLの扱い、閲覧できる人、社外への転送可否は会社のルールに合わせてください。特に顧客名、金額、個人情報が入る会議では便利さだけで共有範囲を決めないことが大切です。
会議以外の用途を比較
Notta MemoとPLAUD NOTEは会議用として比較されることが多いですが、商談、電話、講義、取材でも使えます。ただ、場面が変わると重視する機能も変わります。
商談と電話録音
どちらも対面録音だけでなく、スマートフォン通話の録音に対応しています。営業電話や顧客との打ち合わせをあとから確認したい人には便利です。相手の要望、納期、条件など、聞き間違えると困る内容を音声と文字で残せます。
商談では、PLAUD NOTEのハイライトが使いやすいと感じる場面があります。相手が重要な条件を話した瞬間に印を付けておけば、あとからその前後へ戻りやすいからです。Notta Memoでは、録音後にNottaの検索やAI要約を使い、確認事項を追う流れが分かりやすいでしょう。
ただし、通話録音の扱いは会社の方針や相手との関係もあります。日本では会話当事者による秘密録音が、相手の同意がないという理由だけで一律に違法になるわけではありませんが、録音方法、社内規則、契約、公開、プライバシーなどは別の問題です。実務では録音することを伝え、社内ルールも確認する運用が安心です。
講義と学習
講義や研修では、長い内容から後で必要なところを探せることが大きなメリットです。Notta Memoなら文字起こしからNotta Brainへ質問できますし、PLAUD NOTEなら講義向けの要約やAsk Plaudを使えます。
例えば、1時間の研修をすべて聞き直す代わりに、「今回の重要語は?」「試験に関係しそうなポイントは?」「講師が挙げた具体例は?」とAIへ聞き、元の発言へ戻る使い方ができます。学び直しの入口を作るには便利です。
一方で、授業や講演には録音を禁止している場合があります。学校、研修主催者、講師のルールを確認し、許可が必要なら先に取ってください。AI要約も内容を省くことがあるので、試験範囲や重要な定義は原文や配布資料と見比べるのが安全です。
取材とインタビュー
取材では「録音に失敗しない」「あとで発言へ戻れる」「重要な箇所を見つけやすい」が大切です。スマートフォンだけに任せず専用端末を使うと、取材中にスマホで写真を撮ったり資料を見たりしても録音を続けられます。
PLAUD NOTEは録音中のハイライトとメモを残せるため、記事に使いたい発言をその場で意識しやすいです。Notta Memoは録音後の日本語文字起こしや検索、共有まで一続きで扱いやすく、インタビュー後の確認作業を進めやすいと感じます。
ただ、取材相手との約束は最優先です。「ここからはオフレコ」と言われた部分をそのまま共有したり、クラウドへ残したりしないよう運用を決めておきましょう。録音できることと、公開してよいことは同じではありません。
比較して分かった注意点
機能表では似ていても、実際の運用では「同じ言葉で書かれている機能が、同じ使い方とは限らない」と感じます。特にリアルタイム表示とAIへの質問は、購入前にイメージしておきたい部分です。
リアルタイム表示は同じではない
会議中に発言を文字で追いたい人は、Notta MemoとNottaアプリの組み合わせを先に確認しておくといいでしょう。Nottaはリアルタイム文字起こしを使えるため、聞き取りにくかった言葉をその場で文字から補ったり、会議中に記録の流れを確認したりできます。
一方、PLAUD NOTEは私の使い方では録音後の処理が中心です。録音が終わってから文字起こしを作り、要約テンプレートやAsk Plaudへ進む流れに魅力があります。つまり、「会議中に字幕のように読みたい」のか、「会議が終わってから短時間で振り返りたい」のかで印象が変わります。
ここを同じだと思って買うと、期待していた使い方とずれるかもしれません。リアルタイム性が必須なら、その機能が自分の端末、プラン、録音方法で使えるかを公式サイトで確認してから選んでください。
AI回答は原音の代わりではない
Notta BrainもAsk Plaudも、長い録音から必要な情報を見つける入口として便利です。ただし、AIが返した回答は録音そのものではありません。会議の発言を短くまとめると、前後関係や条件が省かれることがあります。
例えば「来週までに対応する」という発言でも、実際には「部品が届けば来週までに対応する」という条件付きだったかもしれません。要約だけを見ると、その条件が目立たなくなる可能性があります。だから、AIの回答で場所を見つけ、重要な判断は元の文字起こしや音声で確かめる使い方が向いています。
私はAIボイスレコーダーを「人の確認をなくす機械」ではなく、「確認する場所まで連れていってくれる機械」と考えています。この考え方なら、文字起こしや要約に多少の修正が必要でも、会議後の負担をかなり減らせます。
失敗しない選び方
ここまで比べても決めきれない場合は、スペック表から離れて、自分の一週間の仕事を思い浮かべてください。どの会議で使い、終わったあと何をするのかを順番に考えると、候補を絞りやすくなります。
月間録音時間で決める
まず確認したいのは、月に何分文字起こしするかです。Notta MemoのNottaハードウェアプランは月600分、PLAUD NOTEのStarterは月300分です。週1回の定例会議だけなら、どちらも付属枠で足りる可能性があります。60分の会議を週2回行うと月約480分になるため、Notta Memoなら月600分の範囲に収まりやすい一方、PLAUD NOTEでは月300分を超えます。毎日の朝礼、商談、電話、面談まで録音する場合は、有料プランも含めて検討しましょう。
Nottaは個人向けプレミアムで月1,800分、PLAUDのProは月1,200分なので、同じ有料プランでも時間枠が違います。ただし、PLAUDはAsk Plaudや多数の要約テンプレートを含むPlaud Intelligenceの使い方に価値があるため、単純に分数だけで決めるのも違います。
私は、購入前に「60分会議が月何回あるか」を数える方法をおすすめします。そこへ商談や電話を足せば、おおよその必要時間が見えます。使う時間を計算せずに本体だけ買うと、後から有料プランが必要になって想定より費用がかかることがあります。
会議後の作業で決める
次に考えたいのが、会議が終わったあとです。あなたは全文を読みたいでしょうか。それとも結論と担当者だけ先に知りたいでしょうか。過去の会議を横断して探したいのか、1回ごとの会議をAsk Plaudで深掘りしたいのかでも変わります。
Notta Memoは、Nottaを中心に文字起こし、AI要約、Notta Brain、共有、外部サービス連携まで進めたい人に向いています。すでにNottaを使っているなら、専用端末を追加する感覚で導入しやすいでしょう。
PLAUD NOTEは、録音中のハイライトやメモを残し、会議後に用途別の要約を作ってAsk Plaudへ質問したい人に合いやすいです。録音を「保存」するより「あとから考える材料」にしたいなら魅力があります。
◆りょうせんのワンポイントアドバイス
迷ったら、製品名を隠して「自分が会議後に欲しい画面」を考えてみてください。文字起こしを中心に仕事を進めたいならNotta、質問や複数の要約から内容を見直したいならPLAUDという違いが見えやすくなります。最後に本体価格を比べるくらいでいいと思います。
セキュリティも確認
会社の会議で使うなら、録音性能や料金だけでは決められません。AI文字起こしはクラウド処理を使うことがあり、音声には社員名、顧客名、売上、開発情報、健康情報などが入る場合があります。
購入前に確認したいのは、録音してよい会議か、音声がどこへ送られるか、誰が閲覧できるか、共有範囲を制限できるか、不要になったデータを削除できるかです。社内でクラウドAIの利用ルールがあるなら、その範囲にNottaやPLAUDが入るかも確認してください。
重要な会議ではAI要約だけを正式記録にしないでください。文字起こしも要約も誤りや省略が起こる可能性があります。契約、医療、法務、人事など判断への影響が大きい内容では、元音声と原文を確認し、必要に応じて所属組織の担当部署や弁護士などの専門家へ相談してください。
正確な料金、仕様、データの取り扱い、利用規約は変更される可能性があります。購入や業務導入の前に、NottaとPLAUDの公式サイトで最新情報をご確認ください。
よくある質問
最後に、Notta MemoとPLAUD NOTEで迷っている人から出やすい疑問へ回答します。特に無料枠、文字起こし、スマートフォン連携は購入後の使い方に直結します。
Notta MemoとPLAUD NOTEのFAQ
Q1. 会議用ならNotta MemoとPLAUD NOTEのどちらが使いやすいですか?
A. 会議中から文字を確認し、Nottaの文字起こしや共有機能まで同じ環境で使いたいならNotta Memoが候補です。会議後に用途別の要約を作り、Ask Plaudで内容へ質問しながら確認したいならPLAUD NOTEが合いやすいでしょう。どちらが合うかは録音性能だけでなく、会議後の作業で決めるのがおすすめです。
Q2. 月額料金を払わなくても文字起こしできますか?
A. Notta MemoはNottaハードウェアプランで月600分、PLAUD NOTEはStarterで月300分の文字起こし枠を利用できます。その範囲であれば、別途有料プランへ加入せずに文字起こしできます。利用時間が増えると有料プランの検討が必要です。料金や文字起こし枠は変更される可能性があるので、購入前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
Q3. 日本語の文字起こし精度はどちらが高いですか?
A. 私が会議で使った範囲では、どちらも内容を確認するための下書きとして実用的でした。Notta Memoは日本語文章を読み進めやすいと感じる場面があり、単語登録も使えます。ただし、共通条件で測った独自の認識率比較を行ったわけではないため、数値で優劣を断定はできません。人名、金額、型番、納期などは元音声で確認してください。
Q4. スマートフォンなしでも使えますか?
A. 本体だけで音声を録音することはできます。ただ、文字起こし、AI要約、AIへの質問、共有などを活用する場合はスマートフォンアプリやWebサービスとの連携が必要です。本体だけですべてのAI処理が終わる製品ではありません。
Q5. 会社の機密会議でも使えますか?
A. 会社の情報管理規程や録音ルールを確認したうえで判断してください。顧客情報や社外秘情報を扱う場合は、録音目的、クラウド処理、閲覧権限、共有範囲、保存期間、削除方法まで確認する必要があります。判断が難しい場合は、社内の情報管理担当者や法務担当者、弁護士などの専門家へ相談してください。
まとめ|会議後の使い方で選ぶ
Notta MemoとPLAUD NOTEは、どちらもカード型で持ち歩きやすく、対面会議や通話を録音し、文字起こし、話者識別、AI要約まで進められるAIボイスレコーダーです。そのため、スペック表だけを見るとかなり似ています。
しかし、実際に使い込むと違いが出るのは録音後です。Notta MemoはNottaの文字起こし、AI要約、Notta Brain、共有や外部サービス連携へつなげたい人、PLAUD NOTEはハイライト、用途別要約、Ask Plaudを使って録音後に内容を掘り下げたい人に合いやすいです。
- 会議中から文字を確認したいならNotta Memo
- Nottaへ会話記録を集めたいならNotta Memo
- 要約の使い分けを重視するならPLAUD NOTE
- Ask Plaudで会議内容へ質問したいならPLAUD NOTE
- Notta Memoは月10時間、PLAUD NOTEは月5時間まで付属の文字起こし枠を利用できる
- 正式な議事録では重要事項を元音声で確認する
本体価格だけで選ぶと、購入後に「文字起こし時間が足りなかった」「欲しかったAI機能の使い方が違った」と感じる可能性があります。まず自分の月間利用時間を計算し、その次に会議後の作業を思い浮かべてください。
あなたが欲しいのは、ただ音声を残す機械でしょうか。それとも、会議が終わったあとに内容を探し、共有し、次の仕事へつなげる時間まで減らしてくれる道具でしょうか。後者なら、Notta MemoとPLAUD NOTEはどちらも便利です。そのうえで、自分が続けて使いたいアプリとAI機能を基準に選ぶのが一番納得しやすいと思います。
※価格、利用時間、対応機能、キャンペーンは変更される場合があります。正確な情報はNottaおよびPLAUDの公式サイトをご確認ください。録音、個人情報、クラウド利用などに関する最終的な判断が必要な場合は、所属組織の担当部署や弁護士などの専門家へご相談ください。