AIボイスレコーダー・文字起こし

Notta搭載AI議事録イヤホンZENCHORD1とは?レコーダーとの違いも解説

議事録を自動化するAIイヤホンZENCHORD1の長所と注意点を示したタイトルスライド

Notta搭載AI議事録イヤホンZENCHORD1とは?レコーダーとの違いも解説

こんにちは、AIボイスレコーダーナビのりょうせんです。

「会議の議事録作成に時間がかかって、本来の仕事が進まない…」

「スマホの録音アプリを使っているけど、後から聞き直して文字起こしするのが本当に苦痛…」

そんな風に悩んでいませんか?

日々の業務に追われる中で、記録を残す作業は想像以上に時間と体力を奪っていくものです。

私自身、これまで数多くのガジェットやレコーダーを検証してきましたが、最近特に注目を集めているのが「イヤホン型」のAIボイスレコーダーです。

その中でも、文字起こしサービスとして有名な「Notta」と連携して使う新しいデバイス、ZENCHORD1(ゼンコード ワン)について気になっている方は多いのではないでしょうか。Nottaそのものの機能や料金感を先に整理したい方は、Nottaは何ができる?AI文字起こしサービスとしての使い方と料金感もあわせて読むと、ZENCHORD1との関係がより分かりやすくなります。

ただ、新しいジャンルの製品だけに、「普通のボイスレコーダーやワイヤレスイヤホンと何が違うの?」「自分にとって本当に使いやすいの?」と疑問に思うことも多いはずです。

そこで今回は、ガジェットアナリストとしての私の視点から、ZENCHORD1の本当の実力や、選ぶ際の注意点について、分かりやすく徹底的に解説していきますね。

この記事では、以下のことについて深く理解できます。

この記事のポイント

  • ZENCHORD1の基本的な機能とNotta連携の仕組み
  • 従来のボイスレコーダーやイヤホンとの決定的な違い
  • 実際の仕事で役立つメリットと、買ってから後悔しないための注意点
  • 自分の用途に合ったAIレコーダーの正しい選び方

あなたにぴったりの記録ツールを見つけるためのヒントが詰まっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ZENCHORD1の基本情報と特徴

まずは、ZENCHORD1が一体どんな製品なのか、その全体像から見ていきましょう。

ただのワイヤレスイヤホンだと思って買うと、少しイメージと違うかもしれません。

「録る・文字化する・要約する」という一連の流れをどのように実現しているのか、その基本を整理します。

Notta搭載AI議事録イヤホンとは

ZENCHORD1は、一言で言うと「文字起こしアプリのNottaを最大限に活用するために作られた、専用のウェアラブルデバイス」です。

多くの人が「AIイヤホン」と聞くと、イヤホン本体の中にすごいAIが入っていて、全部自動でやってくれるのかな?と想像するかもしれません。

でも、実際の仕組みは少し違います。

ハードウェア(イヤホン本体)の設計や製造は「Zenchord」というブランドが担当し、録音した音声を文字にしたり、要約したりするソフトウェアの部分は「Notta」が担当しています。Zenchord公式サイトでも、Notta連携により録音から文字起こし、翻訳、AI自動要約までを行える製品として案内されています。(出典:Zenchord公式サイト「Zenchord AIイヤホン」

つまり、イヤホンという高性能なマイクを使って音を集め、そのデータをNottaの優秀なAIに渡して処理してもらう、という役割分担になっているんですね。

ZENCHORD1が高性能マイクで録音し、スマホで文字起こししてAI要約する流れ

形としては、耳を完全に塞がない「オープンイヤー型」を採用しています。

片耳約10gという軽さで、フックのように耳にかけるスタイルなので、長時間のオンライン会議でずっと着けていても疲れにくいのが特徴です。

耳の穴を塞がないので、自分の声がこもって聞こえる不快感もありませんし、周囲の音も自然に入ってきます。

【ZENCHORD1の基本スペック】

・形状:オープンイヤー型(耳掛け式)

・重量:イヤホン片耳 約10g / ケース 約65g

・マイク:6マイク × AIノイズキャンセリング

・バッテリー:イヤホン単体 最大10時間 / ケース併用 最大30時間

さらに見逃せないのが、ZenchordのデバイスをNottaアプリに接続すると、特典として「スタータープラン」が自動的に付与される点です。

これにより、毎月300分の文字起こしや、月100回のAI要約が使えるようになります。スタータープランは、Notta Memo・Zenchord 1などのスマートデバイスをNottaアプリ経由でアカウントに接続した対象ユーザーに自動付与される無料プランとして案内されています。(出典:Nottaヘルプセンター「スタータープランとは?」

「AI文字起こしって毎月結構なお金がかかるんでしょ?」と心配している方にとっては、デバイスを買うだけである程度の枠が確保できるのは、かなり嬉しいポイントではないでしょうか。

ただし、使い方によってはこの毎月300分という枠はすぐに使い切ってしまう可能性もあるので、自分の会議の時間をざっくり計算してみることをおすすめします。

月300分の文字起こし枠で足りそうか、本体価格とあわせて確認しておくと安心です。

ZENCHORD1の最新価格とセット内容を確認する

◆りょうせんのワンポイントアドバイス

月300分というと、1時間の会議なら月に5回分です。週に何度も長時間の会議がある人は、結局Nottaの有料プラン(プレミアムプランなど)にアップグレードする必要が出てくるかもしれません。本体価格(約2.4万〜2.7万円)に加えて、将来的なランニングコストも視野に入れておくのが失敗しないコツですよ。

代理店AcalieSmartの役割

製品について調べていると、「AcalieSmart(アカリエスマート)」という名前をよく目にすると思います。

「ZenchordとNottaとAcalieSmart、いったい誰が作ってるの?」と混乱してしまう方もいるかもしれませんね。

分かりやすく言うと、AcalieSmartは日本国内でZENCHORD1を販売・サポートする「公式の窓口(ディストリビューター)」です。

株式会社Acalieが運営するストアであり、クラウドシステムやアプリそのものを開発しているわけではありません。

ですが、私たち日本のユーザーにとっては非常に重要な存在です。

海外のガジェットを買うとき、一番不安なのは「初期不良があったらどうしよう」「使い方が分からないときに誰に聞けばいいの?」という点ですよね。

その点、AcalieSmartが国内の販売や保証の窓口として立ってくれているおかげで、1年間のメーカー保証を含め、日本語でのサポートを受けることができます。

販売チャネルも広く、AcalieSmartの公式ストアはもちろん、ヨドバシカメラやビックカメラなどの大手家電量販店、Amazon、楽天市場などでも取り扱われています。

価格は店舗や時期によって変動があり、大体24,000円台から27,000円弱の幅で販売されていることが多いですね。

購入する際は、単に一番安いところを探すだけでなく、国内の正規保証がしっかり受けられるルートを選ぶことが、長く安心して使うための秘訣です。

【サポートの棲み分け】

ハードウェア(イヤホン本体が充電できない、電源が入らない等)に関するトラブルはAcalieのサポートセンターへ。一方、文字起こしの精度やアプリの使い勝手に関する疑問は、ソフトウェア側であるNottaのヘルプを参照する、という役割分担になっています。

ボイスレコーダーとワイヤレスイヤホン

「音を録るなら普通のボイスレコーダーでいいんじゃない?」

「オンライン会議なら、今持っているAirPodsなどのワイヤレスイヤホンでも十分なのでは?」

そんな疑問を持つあなたに向けて、ZENCHORD1のような「イヤホン型レコーダー」が、これまでの機器とどう違うのかを解説しますね。

イヤホン型レコーダーのメリット

イヤホン型レコーダーの最大のメリットは、「自分自身が当事者として参加する会議の記録が、圧倒的に自然に行えること」です。

例えば、対面での商談や打ち合わせを想像してみてください。

机の上に無骨なICレコーダーをドンッと置かれると、相手はどうしても「録音されている」と身構えてしまい、本音が引き出しにくくなることがありますよね。

しかし、ZENCHORD1のようなデバイスであれば、「オンライン会議の続きでイヤホンを着けたままです」という自然な振る舞いのまま、あるいは後述する「ケース録音」を使って、相手に威圧感を与えることなく記録を残すことができます。

また、オンライン会議(ZoomやTeamsなど)での使い勝手も抜群です。

PCとBluetooth接続して相手の声を聞きつつ、そのまま自分の声と相手の声をクリアに拾ってアプリに送ってくれます。

一般的なワイヤレスイヤホンでも通話はできますが、それを「文字に起こす」となると、別で録音ソフトを立ち上げたり、PCの設定をいじったりと、かなり手間がかかりますよね。

ZENCHORD1は、その「録って文字にする」というゴールに向かって最適化されているため、操作の迷いが少なくて済むんです。

さらに、オープンイヤー型なので「常に身につけていられる」というのも大きな強みです。

ふと思いついたアイデアをメモ代わりに録音したり、歩きながら音声を吹き込んだりする際も、両手が空いた状態でスムーズに行えます。

これは、ポケットから取り出して操作しなければならない従来のボイスレコーダーにはない、ウェアラブルデバイスならではの体験だと言えます。

単独オフライン録音ができない点に注意

ここまで良いところをお伝えしてきましたが、実は絶対に知っておかなければならない決定的な違い(弱点)があります。

それは、ZENCHORD1は「デバイス単独でのオフライン録音ができない」ということです。

ZENCHORD1は単独録音ができず、スマホ接続が必要であることを示す注意喚起スライド

一般的なICレコーダーや、一部の高性能なAIボイスレコーダー(例えばPLAUD NOTEなど)には、本体内にデータを保存するためのメモリ(ストレージ)が内蔵されています。

そのため、スマホを持っていなくても、電波が届かない地下の会議室でも、ボタン一つで録音を開始し、本体に音声データを保存することができます。PLAUD NOTE側の特徴を詳しく知りたい方は、PLAUD NOTEは何がすごい?録音・文字起こし・要約機能を解説も参考になります。

しかし、ZENCHORD1の本体には内蔵メモリがありません。

どうやって録音しているかというと、常にスマホの「Nottaアプリ」とBluetooth等で接続し、拾った音声をリアルタイム(あるいは処理の都合上)でアプリ側に送り続けているんです。

【絶対に注意すべきポイント】

スマホの電源が切れている、Nottaアプリが立ち上がっていない、スマホとイヤホンの接続が切れている。こうした状況では、ZENCHORD1は録音を行うことができません。

あくまで「Nottaアプリの外部マイク」として機能している、と理解しておきましょう。

録音を終えると、データはそのままNottaのクラウド(サーバー)へ自動的にアップロードされ、そこで初めて高度なAIによる文字起こしや要約が行われます。Nottaヘルプセンターでも、録音を開始するにはZenchord 1とNottaアプリの接続を維持する必要があり、録音終了後に音声がNottaクラウドへアップロードされる流れが説明されています。(出典:Nottaヘルプセンター「Zenchord 1イヤホンのご利用ガイド」

つまり、処理の中心はすべて「スマホ」と「クラウド」にあるわけです。

この仕様を理解していないと、「大事な会議でイヤホンだけ持って行ってボタンを押したのに、全く録音されていなかった!」という悲劇が起きてしまいます。

あなたが求めているのが「どんな環境でも確実に録音だけは残せる単体レコーダー」なのか、それとも「常にスマホと一緒に使い、自動でクラウド連携まで済ませてくれるスマートデバイス」なのか。

この違いは、購入前に必ず整理しておいてくださいね。

ZENCHORD1の優れた機能と魅力

単独録音ができないという弱点はあるものの、スマホ連携を前提とするからこそ実現できる、ZENCHORD1ならではの魅力もたくさんあります。

ここでは、実際のビジネスシーンでどう役立つのか、その優れた機能に迫ります。

ケースとイヤホンの使い分け録音

オンライン会議ではイヤホン録音、対面の打ち合わせでは充電ケース録音を使い分ける図

私が個人的に「これは上手い作りだな」と感じたのが、イヤホン本体だけでなく充電ケースも集音マイクとして使える点です。

通常のワイヤレスイヤホンは、ケースはあくまで「充電して保管するだけの箱」ですよね。

しかしZENCHORD1の場合、ケースにもマイク機能が備わっており、独立したレコーダーデバイスのように扱うことができます。

これがどう便利なのか、具体例を出してみましょう。

例えば、あなたが自席でリモート会議に参加するときは、イヤホンを耳にかけて「通話録音モード」で使います。相手の声も自分の声もクリアに録音できます。

その後、すぐに対面での打ち合わせが入ったとします。

複数人が集まるテーブルで、自分一人だけがイヤホンを着けているのは、少し不自然ですよね。相手に「ちゃんと話を聞いているのかな?」と思わせてしまうかもしれません。

そんな時は、イヤホンを耳から外し、スマホと接続した状態の「ケース」を机の真ん中にポンと置いて録音を開始すればいいんです。

ケース自体がマイクの役割を果たし、周囲の声を拾ってNottaアプリに送ってくれます。

◆りょうせんのワンポイントアドバイス

実際のユーザーレビューを見ても、この「オンラインはイヤホン、対面はケース」という使い分けの利便性を評価する声が非常に多いです。シーンに合わせて録音スタイルを自然に切り替えられるのは、他の製品にはなかなかない大きな強みですよ。

操作も直感的で、イヤホンの左右どちらかを2秒長押しするか、ケースのボタンを2秒長押しするだけで録音の開始・停止ができます。

スマホの画面を見なくても手元の物理操作でコントロールできるのは、慌ただしいビジネス現場ではとても助かるポイントです。

オンライン会議も対面の打ち合わせも、1台で自然に記録したい方に向いています。

ZENCHORD1の録音スタイルをチェックする

Notta連携によるAI要約と翻訳

そして、ZENCHORD1の心臓部とも言えるのが、強力なNottaのAI基盤との連携です。

ただ音声を文字にするだけでなく、その後の「活用」のレベルが非常に高いのが特徴です。

録音が終了すると、音声データは自動でNottaクラウドにアップロードされ、少し待つと文字起こしが完了した通知がスマホに届きます。

ここからがAIの真骨頂です。

録音後にAIが会議内容を要約し、決定事項やタスクを自動整理するイメージ

ダラダラと続く1時間の会議のテキストを全部読むのは大変ですが、AI要約機能を使えば、瞬時に「会議の目的」「決定事項」「誰がいつまでに何をするか(ToDo)」といった要点を整理してくれます。

しかも、Nottaには11カテゴリー・30種類以上の要約テンプレートが用意されています。

定例会議、商談、インタビュー、社内研修など、目的に合ったテンプレートを選ぶことで、あなたが欲しい形式のレポートが一瞬で出来上がるんです。

さらに、グローバルな環境で働く人にとって嬉しいのが翻訳機能です。

マーケティング上の案内では58言語対応とされており、英語や中国語などの会議も、リアルタイムに近い感覚で日本語に翻訳しながらテキスト化してくれます。

【書き出し(エクスポート)の自由度も高い】

完成した議事録は、TXT、PDF、DOCX(Word)などの形式で簡単にダウンロードしたり、チームメンバーにリンクで共有したりできます。ZoomやTeamsなどの会議ツールだけでなく、GoogleカレンダーやNotion、Slackといった外部ツールとの連携機能も用意されているため、自分の仕事のワークフローに組み込みやすいのも魅力です。

セキュリティに関しても、Nottaは録音データを日本国内のサーバー(AWS)で暗号化して保管していると明記しています。

「すべての文字起こし内容は暗号化されるため、弊社スタッフが閲覧することはない」と案内されているため、機密情報を扱うビジネスシーンでも一定の安心感を持って利用できます。Zenchord 1の公式ページでも、個人情報や会話データを日本国内保管+暗号化で管理すると説明されています。(出典:Notta公式「Zenchord 1」

(※ただし、AIの品質改善のためのデータ利用などについては、企業ごとの機密保持ポリシーと照らし合わせて、導入前にNottaの利用規約やヘルプをしっかり確認することをおすすめします。)

購入前に確認すべき弱点と注意点

ここまではZENCHORD1の素晴らしい部分をお伝えしてきましたが、ガジェットアナリストとしては、弱点から目を背けるわけにはいきません。

「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、購入前に必ず知っておくべきリアルな注意点をお話しします。

音楽鑑賞専用としては割り切りが必要

「2万5千円くらいするワイヤレスイヤホンなんだから、音楽を聴いても最高に良い音がするはず!」

もしあなたがそう期待しているなら、少し冷静になる必要があります。

ZENCHORD1は、あくまで「人の声をクリアに拾い、会議を記録するための仕事用ツール」として設計されています。

ZENCHORD1は高音質な音楽鑑賞よりも人の声を聞き取る仕事用ツールであることを示すスライド

スペック上は17×12mmのダイナミックスピーカーを搭載し、資料によってはハイレゾ(LDAC等)対応との記載もありますが、実際の音質のチューニングは「声の聞き取りやすさ」に振られています。

また、オープンイヤー型という構造上、どうしても周囲の雑音が入りやすく、低音がスカスカになりがちです。

数万円もするオーディオメーカーの高級イヤホン(ノイズキャンセリング機能付きで、音楽に没頭できるタイプ)と比較すると、音楽の解像度や没入感では一歩も二歩も譲るのが現実です。

【ユーザーのリアルな声】

実際に購入した方のレビューを見ても、「音楽をじっくり楽しむときはAirPods Proを使い、ZENCHORD1は完全に仕事・会議専用と割り切っている」という声が少なくありません。

音楽鑑賞とボイスレコーダー、どちらも1台で完璧にこなせる魔法のデバイスだと思わず、「優秀なビジネスツール」として位置づけるのが正解です。

もしあなたが「通勤電車で音楽を高音質で楽しみつつ、たまに録音もしたい」という目的であれば、本機ではなく、普通の高級イヤホンを買って、スマホの録音アプリを使う方が満足度は高いかもしれません。

スマホ連携が必須となる運用上の制約

前述の通り、ZENCHORD1はスマホのNottaアプリとの接続がなければ録音ができません。

これが日常の運用において、少し面倒に感じる場面があります。

例えば、上司に急に呼び出されて「今からちょっと打ち合わせしよう」と言われた時。

単独録音ができるボイスレコーダーなら、ポケットの中でスイッチをスライドさせるだけで数秒で録音が始まります。

しかしZENCHORD1の場合、

  1. スマホのロックを解除する
  2. Nottaアプリを立ち上げる(またはバックグラウンドで動いているか確認する)
  3. イヤホン(またはケース)がBluetoothでしっかり繋がっているか確認する
  4. 録音を開始する

というステップを踏む必要があります。慣れれば早いですが、この「アプリ依存のワンテンポ」がストレスになる人もいるはずです。

また、話者の識別(誰が話しているかをAさん、Bさんと分ける機能)についても、レビューなどを分析すると「精度にムラがある」「おまけ程度に考えた方がいい」という声が散見されます。

複数人が激しく議論するような会議では、AIが声を完璧に分離しきれないことがあるため、最終的には自分でテキストを修正する手間が発生することは理解しておきましょう。

もう一つ、物理的なインターフェースの弱点として、ケースのボタンが少し押しづらかったり、LEDランプが屋外の明るい場所では見えにくかったりするという指摘もあります。

「録音できているつもりが、できていなかった」というミスを防ぐためにも、使い始めはスマホの画面でしっかり録音が回っているか確認する癖をつけることをおすすめします。

失敗しないAIレコーダーの選び方

ここまでZENCHORD1のメリット・デメリットを解説してきました。

最後に、あなたにとって最高の相棒となるAIレコーダーを見つけるための、普遍的な選び方のコツをお伝えします。

料金や文字起こし精度だけで選ばない

AIボイスレコーダーを選ぶとき、多くの人が真っ先に気にするのが「本体価格」と「文字起こしの精度」です。

もちろんそれも大事ですが、そこだけで判断すると後悔する可能性が高いです。

まず料金について。

AIレコーダーは、本体を買って終わりではありません。

高度なAI文字起こしや要約機能を使うためには、多くの場合、月額制のサブスクリプション料金が必要になります。

ZENCHORD1には月300分のスタータープランが付いていますが、それを超える利用があるなら、Nottaの有料プラン(プレミアム等)のランニングコストが毎月かかってきます。

「本体は安かったけど、毎月の課金が負担になって結局使わなくなった…」というのはよくある失敗パターンです。

次に文字起こし精度について。

現在のAI技術は非常に進歩していますが、それでも「どんな環境でも100%完璧」なものはありません。

マイクとの距離、周囲の雑音、話す人の滑舌、専門用語の多さによって、精度は大きく変わります。

「A社のAIは精度98%!」といった広告の数字だけを鵜呑みにせず、「間違っていたテキストを、後からPCやスマホでどれだけ簡単に修正できるか(エディタの使いやすさ)」という視点を持つことが重要です。

その点、NottaはアプリやWebブラウザでの編集画面が非常に使いやすく設計されているため、実用性は高いと言えます。

用途やAI機能の有無を比較して決める

最も大切なのは、「あなたがどんなシーンで、何を解決したくてレコーダーを使うのか」を明確にすることです。

以下のチェックリストで、自分の用途を整理してみてください。

ZENCHORD1、ICレコーダー、高級イヤホンの向いている人を比較したスライド

あなたの用途・重視するポイント おすすめのデバイスタイプ
オンライン会議が多く、ハンズフリーで自然に記録したい。
PCやスマホとシームレスに連携したい。
ZENCHORD1のようなイヤホン型AIレコーダー
スマホなしでも、どんな場所でもサッと単独で録音したい。
絶対に録り逃しをしたくない。
PLAUD NOTENotta Memoなどのストレージ内蔵型AIレコーダー。両者の違いはNotta MemoとPLAUD NOTEを比較|会議用に選ぶならどっち?で詳しく整理しています。
音楽を高音質で楽しむのが最優先。
録音はたまにできれば十分。
オーディオメーカーの高級ワイヤレスイヤホン + スマホの録音アプリ

ZENCHORD1は、「Nottaの強力な文字起こし・要約機能を、もっと手軽に、もっと日常的に使いたい」というビジネスパーソンにとって、非常に優秀なフロントエンド(入り口)となるデバイスです。

自分の仕事のスタイルと照らし合わせて、この「スマホ連携前提のオープンイヤー型」という仕様がカチッとハマるなら、あなたの業務効率を劇的に上げてくれる強力な武器になるはずです。

ZENCHORD1に関するよくある質問(FAQ)

Q1. ZENCHORD1はスマホなしで、単独で録音できますか?

A. いいえ、単独での録音はできません。ZENCHORD1には音声データを保存する内蔵メモリがないため、常にスマホの「Nottaアプリ」とBluetooth等で接続し、アプリ側で録音処理を行う必要があります。電波の届かないオフライン環境や、スマホのバッテリーが切れた状態では録音できない点にご注意ください。

Q2. Nottaを利用するために、毎月の料金(サブスクリプション)はかかりますか?

A. ZENCHORD1をNottaアプリに接続すると、特典として毎月300分の文字起こしや月100回のAI要約が使える「スタータープラン」が自動付与されます。そのため、この枠内に収まる使い方であれば追加料金なしで利用可能です。ただし、月に300分を超える会議の文字起こしが必要な場合は、Nottaの有料プランへアップグレードする費用が別途必要になります。

Q3. 会議中の複数人の声を識別して、誰が話したか分けて文字起こししてくれますか?

A. Nottaアプリには話者識別機能が備わっており、複数の話者をある程度分離して記録することは可能です。しかし、実機のレビューなどを総合すると、話者が重なったり環境音が多かったりすると、識別精度にはムラが生じることがあります。過度な期待はせず、あくまで「文字起こし後の編集を楽にするための補助機能」として捉え、必要に応じて後から手動で修正する前提で使うのが現実的です。

Q4. クラウドに保存された録音データのセキュリティは安全ですか?

A. Nottaの公式案内によれば、録音データは日本国内のサーバー(AWS)で保管され、すべての文字起こし内容は暗号化されるため、運営スタッフが閲覧することはないとされています。一般的なビジネス用途であれば十分なセキュリティが確保されていますが、極めて機密性の高い情報(個人情報や未公開の企業秘密など)を扱う場合は、ご自身の所属する企業のセキュリティポリシーと照らし合わせて、最終的な導入判断を行ってください。

※本記事に記載している価格、仕様、プラン内容などは執筆・調査時点のものです。また、文字起こしの精度は録音環境によって変動する一般的な目安です。正確で最新の情報は、AcalieSmartやNottaの公式サイトをご自身でご確認いただきますようお願いいたします。

まとめ:用途を見極めて、あなたの時間を増やす投資をしよう

いかがだったでしょうか。

今回は、Notta搭載AI議事録イヤホン「ZENCHORD1」の実力と、ボイスレコーダーとの違いについて深く掘り下げてきました。

結論として、ZENCHORD1は「完全な単独録音」を求める人や「極上の音楽体験」を求める人には向いていません。

しかし、「オンラインでも対面でも自然に記録を残し、Nottaの強力なAIでサクッと議事録をまとめたい」という目的がはっきりしている人にとっては、非常に合理的で頼もしいツールになります。

毎日の会議で議事録作成に奪われている「1時間」が、AIの力で「10分」に短縮できたとしたら、あなたはどう感じますか?

空いた時間で、もっとクリエイティブな仕事に集中したり、早く帰って自分の時間を楽しんだりすることができるはずです。

価格やスペックの数字だけで判断するのではなく、ぜひ「自分の働き方をどう変えてくれるか」という視点で、導入を検討してみてください。

ZENCHORD1は用途が合えば議事録にかける時間を減らせる時短ツールであることを示すまとめスライド

スマホ連携を前提に、録音から文字起こし・要約までまとめて効率化したい方は、販売条件も確認してみてください。

ZENCHORD1の詳細と現在の販売条件を確認する

この記事が、あなたが後悔しないレコーダー選びをするための、良い判断材料になればとても嬉しいです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

-AIボイスレコーダー・文字起こし